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特撮ヴィラン語り ~その315 やっぱり強いカブトムシ怪人~

いつの時代もカブトムシってやっぱり子供に人気ですよね。
大きな角、黒く光るボディ、力持ち。子供にウケそうな要素の塊というか。
そんなカブトムシをモチーフにした特撮ヒーロー作品の悪役ももちろん多くいますが、その中から平成仮面ライダーシリーズの初期に登場した印象的な2体をピックアップします。

まずは「仮面ライダークウガ」に登場したゴ・ガドル・バ(右)。軍服姿の男性の姿に普段は擬態して潜伏していますが、本来の姿に戻ると何とその能力はクウガと瓜二つのもの
クウガが持つ4つの形態:マイティ(バランス重視)、ドラゴン(スピード重視の棒術スタイル)、ペガサス(感覚強化の銃撃スタイル)、タイタン(パワー主体の剣術スタイル)の全てに対応した姿を持ち、電気ショックを受けて偶発的に誕生した強化形態:ライジングフォームに対抗するために自ら発電所を襲い、そこから電撃体という新形態を獲得します。
ライジングフォームの必殺キックは半径3kmに広がる大爆発を引き起こす危険技。ガドルはこのパワーアップによってそれと同等の必殺キックを身につけてしまうことに。

キックのぶつかり合いだけで町一つ消し飛ぶよ勘弁してよ

クウガとの決戦は本編終盤で描かれましたが、まあ本当に壮絶の一言に尽きました…

もう1体は「仮面ライダーアギト」に登場したビートルロード。正式な名称はスカラベウス・フォルティス
とはいっても本編に登場したわけではなく、ゴールデンタイムに放映された1時間のTVスペシャルに登場した強敵怪人です。
まあホントに強いんですよ。だってまずアギトのライダーキックを喰らってもノーダメージで跳ね返すぐらいなんですから。そして鎖鉄球と盾を手にして戦えば、G3-X、ギルス、アギトの3人の仮面ライダーを同時に相手にしても互角以上に立ち合い、決して負けないという圧倒的スペック。

1時間まるまるこの1体だけでもたせられるってんだからそりゃ強いですよ(メタな言い方やめろ)

このTVスペシャルは劇場版のプロローグ的なエピソードにもなっており、ビートルロードは放映当時お披露目されたばかりのアギトの最強形態:シャイニングフォームの猛プッシュのための当て馬になったんですが、まあここまで強くないとそりゃ最強形態のありがたみがないですよね。

この2体もそうですが、カブトムシの怪人が出て来ると何やかんや主人公ライダーのパワーアップイベントに繋がるっていうのが個人的には特撮あるあるに思えますね。
ただ、最近の仮面ライダーシリーズは怪人のモチーフが生物じゃないパターンもだいぶ増えて来たんで、そうも言えないのがちょっと寂しかったりもします。見たいなぁまた強いカブトムシ怪人…w

matthew

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