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Promise

あなたは、覚えているか。

わたしとした約束を。
きっと、覚えていないのだろう。

悲しい。
でも、しょうがない。

自分で約束を思い出すと決めたのは、あなた。
忘れること。それも、約束の一部だから。

約束が何なのか気になるかもしれない。
でも、安心しなさい。

いつか、必ず、
その約束を思い出すことになるから。

あなたの言葉に、感情に、衝動に、行動に、
その色と音に耳をすませながら、
わたしは、その時を、待ち続けている。

あなたは約束を思い出すまで、
たくさんの遠回りをすることになる。

辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、
無駄に思えること、体験したくないこと、
そんなことを、たくさん体験することになる。

避けることはできない。

でも、それは、
その約束を思い出すときに、
その約束の意味を理解するために、
どうしても、どうしても、必要なこと。

あなたが、
その約束を思い出す瞬間、

それまでのあなたの人生が何だったのか、
これから何をするべきなのか、
使命は一体何なのか、
一瞬で理解することになる。

その瞬間を楽しみに。

ここまで話して、
きみはその約束が何か、
知りたがるかもしれない。

ひとつだけヒントを授けることにしよう。

あなたが、
理由もまったくわからないけれど、
どうしようもないほど、
恋い焦がれてしまうもの。
見たくてしょうがないもの。

そこに、ヒントは隠されている。

そのために、
ただただ、
情熱に従いなさい。
直感に従いなさい。
創りたいものを創り続けなさい。

それが何を意味しているのか、
どこに向かっているのか、
分からなかったとしても、
それでも、創り続けなさい。

そして、その時は必ず訪れる。

あなたが恋い焦がれてしまう世界が、
あなたが見たくてしょうがない世界が、
実際に目の前に顕れてしまったときに。

そして、あなたは、思い出す。

わたしとの約束を。
あなたとの約束を。

そしてその時、
あなたとわたしはひとつになる。

あなたの中のわたし、わたしの中のあなた、
それがひとつになる。

その瞬間、
あなたの瞳から、大量の涙が溢れることになる。

約束を忘れていたことへの悲しみ、
願わないことを繰り返していたことへの憤り、
自分の居場所を思い出し
本当の自分を取り戻したことへの喜び、

それら、すべての感情を含んだ涙。

最後にひとつ。
あなたに、呪文を授けよう。

Re-member.blue 

意味はわからなくても良い。
この言葉に響きあう人を探しなさい。

そして、約束を思い出すその瞬間を、楽しみに。
それまでは、思う存分に、苦しみ、嘆き、叫びなさい。

Re-member.blue creator

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