偶然の重なりの三段階

僕の、最近の判断基準。それは、偶然が起きるか、起きないか。

僕は、それが本当にやりたいことかどうか?という問い自体をたてない。それが「本当に」なのかを見定めることが大事だという人もいる。確かに、すべての行為が、今どんな起点から行動を起こそうとしているかは感じるようにしているけれど、今からやろうとしていることが、本当にやりたいことか、その瞬間だけの反応かなんてことは、正直分からない。

だから、いまの選択が正しいのか、進んでいる道が正しそうかは、偶然が重なって起きているかで、僕は判断している。この偶然は、「シンクロニシティ」とも呼ばれたりする。

ところで、この「偶然」には何段階か、存在していることが分かってきた。

1つ目は、偶然の出会い系。よく人と合う、というやつ。僕も何度か、謎の確率で人とあったりする。これから福岡であう予定の人と大分で会った。これから宮城であうはずの人が、新幹線の指定席で隣の席だった。さっきまで日本に一緒にいた人とパリのモンサンミッシェルの一番上の教会で会った(お互い、海外いること一切知らない)。確率的にはどう考えてもありえない、でも会ってしまう。

2つ目は、人事を尽くして天命を待つ系。何かのゴールに向かって努力をしつくし、やれることをすべてやりつくしていくプロセスで、すべてが綱渡りに見えるんだけど、結果的に何故か目的を達成できてしまう。この時、世界が助けてくれたという感覚が残る。

今まで、この1つ目と2つ目までは、よく起きていたのだが、最近3つ目のの段階もあることが分かってきた。

最後は、考えただけで実現してしまう系。ここ一ヶ月の僕で言うと、家に海外の人が来てほしいなぁと思ったら翌日にそういった連絡が来る、パトロン募集しようかなぁと思ったら友人が翌日お金をくれる、アートを仕事にしたいなぁと思ったら翌週にオファーを受ける、今年は賞を取りに行くぞ!と思ったら昨年の仕事が賞をとっていたことがわかる。

人事をつくして天命を待つ系は、「世界が僕のやりたいことを助けてくれた」、という感覚があるのだけれども、この3つ目の考えただけで実現してしまう系がおきると、「世界は僕にこれをやれといっているんだな」、と理解することにしている。

パナソニック創業者の松下幸之助氏は、面接の最後に必ず、「あなたは運がいいですか?」と聞き、「運が悪い」という人はどんな人でも、落としていたそう。

わかる気がする。

最強な状態は、いろんな偶然が偶然を呼び、絡み合いながら、どこか想像もつかなかった場所にたどり着いてしまう時。僕は、計画した人生よりも、偶然の先にある、まだ見たことのない景色をみるのが好き。

この進み方の利点は、思考の世界を超えられるので、気づいたらそのプロセスにストーリーが生まれ、考えても考えてもたどり着けなかった場所に、ひょいとたどり着いてしまう。そして、何より楽しいこと。

では、今日もまた、どんな偶然が起こるのか、楽しみだ。

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スキって…なんか恥ずかしいけどうれしいですね。
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