怒りはとても大切な感情だ。

自分が大切にしたい何かを
教えてくれる存在でもある。

しかし、
怒りとはとてもむずかしい感情でもある。
人は時に、怒りに振りまわされる。

強烈な怒りを持っている人は
その反動で何かの創造行為を行う人も多い。

起業家。アーティスト。
根幹に強烈な怒りを持っている人は多い。

怒りは創造のエネルギーになる。

一方でその怒りは
その本人の身をも、燃やしてしまう。

怒り。嘆き。悲しみ。憤り。
すべて生のエネルギーである。強烈な源泉でもある。

しかし、人は本質的に、
喜びから生きたいと願っているのではないだろうか。

だからぼくは、
怒りの先に待ち受けるものが、

自己破壊という衝動を持った
ひとりひとりの鬼の形相ではなく、

見たい景色を眺めているという
ひとりひとりの喜びであること。

これを祈らざるをえない。

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