ハリネズミとハリのないネズミ

きみはいま、
何を感じ、何を思い、何を考えているんだろう。

きみはいま、緊張しているのかい。
それとも、悲しみに暮れているのかい。

この前あったきみは、
顔が緊張していて、
身体がこわばっていた。

どこかトゲトゲしていて
触ると痛そうな、
まるで
ハリネズミのようだった。

そんな事言われたら、
「違うのに!」と
叫びたくなるかもしれない。

「もっと私は素敵なの」、
そう思うかもしれない。

でも、それがきみなんだ。

おどおどするのも
とげとげするのも
それも含めてきみなんだ。

それを恥ずかしがる必要はないんだ。
そんな自分をだめだと思う必要もない。

そしてね、
不思議なことをいうけどね、

きみがもし、
ハリネズミとしての自分を自覚できたら、
「私はハリネズミだもん!」なんていい切れたら、

不思議なもので、
きみはハリネズミではなくなってしまうんだ。

ハリがなくなっちゃうの。
ハリネズミなのに。 

そう、ハリのないハリネズミ。
あれ、単なるネズミになっちゃうね。

君は、
「そんなの嫌だ!」
「ネズミよりもハリネズミのほうが可愛いもん!」
そう思うかもしれない。

でもさ、
きみはどうして、
ネズミとハリネズミで
ハリネズミの方がよくて
ネズミじゃだめだなんて思うんだい。

ハリネズミとハリのないネズミ。
そして人間も。
動物としての違いなんてないんだ。

どの生き物も、
食べるもの食べて、
出すもの出して、
寝て、起きて、
子孫を残して、
動き続けていた心臓が止まったら、
死ぬ。

その営みに何の違いもないんだ。

人間としての自分、
動物としての自分、
ハリネズミとしての自分、
ハリのないネズミとしての自分、

どれが正しいかなんてことはない
どれも自分自身なんだ。

もしきみが、
そのすべてを受容できるようになったら、

きみの中で、
"何か"が弾けることになる。
"何か"が爆発することになる。

そんな事言われてもよく分からないよって思うなら、
空を見上げたらいい。

そして、もし何かに迷っている気がしたら
"月"をみたらいい。

でも夜の闇に浮かぶ"月"じゃだめ。

青空にふと浮かんできた"白い月"。
太陽もいるのに間違って出てきてしまった"月"。
その"月"だ。

その"月"を見ながら、
10分ほどぼーっとしてみな。

その"月"はきみに教えてくれるからさ。

何をかって。
それはやってみてのお楽しみだよ。

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ハリネズミとハリのないネズミ

Kosuke Matsushima

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