ラストページを開いた瞬間あまりの衝撃に「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」とセッちゃんになるしかなかったアオのハコ読者

皆さん事件です。

今週のジャンプを読んだ人には僕の言っていることが何なのか、ある程度想像がつくことでしょう。

そうそう、遂に『Dr.STONE』が最終回を迎えましたね。完結おめでとうございます。

って、そうですけどそういうことではありません。

とにかく言えることは、今週の『アオのハコ』を読め!ということです。

と言われても読んでない人には何が何だか分からないと思いますので、「ネタバレを見てでもそれほどに面白いのなら」という覚悟を持った方は先に進んで下さい。読んだ方は感想戦に付き合う感覚で読んでいって下さい。

あと、ついでに累計発行部数80万部突破おめでとうございます。(コレが1番大事)

♯43 どういう文脈?の感想など

「最近は特に雛ちゃんの調子が良いな」と思いながら読んでいます。

インターハイも3位と、メインの登場人物の中でも今1番波に乗っていることを実感しました。

「おめでとう」と言われたときの表情や、女の子扱いされたときの異性として意識してくれてる喜びの表情が最高です。最高にヒロインしています。

正直もうここでヒロインレースにゴールしちゃ駄目ですか?

そしてこんなに可愛い子と2人きりでデートしてるのに、大喜ときたら気にするのは目の前にいない試合中の千夏先輩のことばかり。

雛ちゃんの乙女心が傷ついて、そりゃあ微妙な表情にもなりますよ。

しかし、思えばココがラストへの布石だったのかもしれません。何かを決意したような表情が彼女の口元から感じられました。

「靴飛ばしで負けた方が話してない恥ずかしい話」という戦いと、千夏先輩の緊迫した試合模様が交互に続きます。まるで何かが控えているかのように。

千夏先輩がこれを決めれば正に決勝点という場面、雛ちゃんもかなり遠くまで飛ばすような気合い充分のそれは意外な結末を迎えるのでした。

雛ちゃんがわざと負けたかと思いきや「誰にも言ったことないんだけどね」と前置きをして。



「好き」


僕の頭の中に広がったのは宇宙でした。

遅れてやってきた感情に叫び出しそうになりながらも必死に抑えた月曜の深夜。

インターハイの夏の夢、恋のライバルは試合に負けて逆に自分は恋に王手をかけた雛ちゃん。

千夏先輩のチームメイトの咆哮も相まって、絶対に大喜よりも遠くに飛ばすぞという気合いが感じられる演出がとてもいいですね。

盛り上げて盛り上げて、急にポトンと落として急停止。

その振れ幅から炸裂する枕詞もないシンプルな「好き」に誰が興奮を抑えられようか。

「尊い」の一言で片付けられる昨今、その一言すらをも置き去りにし、とめどない感情の洪水に野生動物へと退化させられるほどの作品に出会えたことに感動を禁じえません。

入っててよかったジャンプ+。これは永久保存決定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?