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プロからユース監督 マンCの戦術解説する男の『自己紹介』記事

「偉そうにマンチェスターシティの戦術解説をして、一体お前は誰だよ!?」と思われている方もいらっしゃるかと思いますので、私が何者なのかを少し話させてください。

簡単にお伝えすると、プロサッカー選手をしていて引退後ユースの監督をしています。

プロサッカー選手からユース監督へ。

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ヴェルディ黄金時代の立役者、三浦知良に憧れて、小学生1年時に、地元の少年団に入部してサッカーを始めました。

三浦知良のように上手くなりたいとがむしゃらにボールを蹴っていました。(まさか、20年後に同じピッチでプレーするとはその時は思いもしませんでした)

中学に上がる時期に、某J1リーグチームのジュニアユースのセレクションに合格し、入団。

中学1~2年生までは2軍(Bチーム)でのプレーを強いられましたが、中学3年生でAチームに昇格し、そのままユースへの昇格も果たしました。

高校では同チームのユースに所属し、高校2~3年生では国体代表にも選出されました。高校卒業時にはトップチーム(プロ)への昇格を目指しましたが叶わず、某大学に進学。


大学日本一、プロへ


サッカーは継続し、在学中には、総理大臣杯(大学日本一決定トーナメント)を制し、大学日本一になることができました。

この時の大会には、現在ガンバ大阪に所属し、日本代表にも選ばれている、GK東口順昭選手なんかも出場していましたね!

その大会を視察に来ていた某Jリーグチームのスカウトに誘われ、大学卒業と同時に、Jリーグチームと契約し、プロサッカー選手としてスタートを切りました。

プロでは主にサイドバックでプレー。ボランチやセンターバックなどでもプレー経験するなど、後ろめのポジションなら大体どこでもこなしていました。

そこから約7年間、同チームでプレーし、200ゲーム以上に出場。
プロ8年目から、同カテゴリーの違うチームへと移籍し、約4年間プレーし、100ゲームに出場。

皆さんもご存知の有名な方などと対戦しましたが、その中で衝撃的だったのは、香川選手や、乾選手、柿谷選手。この3名はもう、試合中遊んでる感じでしたね!

彼らと戦った中で「あっ、もうJリーグでは物足りないんだな」と感じたのを覚えています。


そして、何と言ってもキングカズ!

憧れの選手だったキングカズと一緒にプレーしました!!握手した手から良い香りがするんです!スターの人ってこうなんだと思いましたね!

そして、プロ11年目で現役を引退。
2チーム合計で天皇杯も合わせると300試合以上出場しました。

引退後(現在は)引退時に在籍していたチームで、指導者としてのキャリアをスタートし、ユースBチームの監督を務めています。


なぜ、監督をしようと決意したのかというと、現役時代から、隣のグラウンドでユースチームがトレーニングをしているので、見る機会が多かったんです。

見ているうちに「指導者って面白いのかな~」って考えるようになり、ユースのコーチともよく話すようになりました。

そんな関係性もあり、私の引退が発表された際に「一緒に若手を育ててみないか?」と誘われたのがキッカケです。

いざ、指導の世界に飛び込んでみると「自分がプレーしている方が楽」だということを心底感じます。

自分が当たり前のようにやっているプレーをどう「言語化」して、若い選手に伝えるのか、なぜしなければいけないのか、この動きをすることによってどんな効果があるのかなど、現役時代『直感』で行っていたプレーも、ロジカルに説明しなきゃいけない。

直感で「だいたいこの辺だと敵のプレッシャーを受けないんだよね~」だと若い選手には伝わらないんです。

これをどう伝えれば、理解させることができるのかを考えるが面白い!!
指導者の魅力の一つですね!!


シティとの出会い


私が現役時代、2チーム目での監督を務めていた人物が、シティの戦術をベースにチームビルディングをしていました。

ミーティングでもプレーモデルとして、シティの映像が数多く用いられていたためシティが志向するサッカーを深く知ることができ、同時にとても魅力的に感じました。

テレビでのサッカー観戦でも、選ぶカードはシティ戦ばかりになり、シティのサッカーにどんどん引き込まれていきました。

私は現役時代、直感でプレーするタイプでしたが、シティとの出会いにより、プレー中の立ち位置(ポジショニング)、優位性、スペースの共有など、どんどん頭が整理され、試合でも常に考えながらプレーできるようになったことを覚えています。

指導者になった今では、よりロジカルになり「なぜこのポジションを取らなければいけないのか」を選手に整理させながら指導することができています。

シティとの出会いは、間違いなく私のサッカーのレベルを格段に引き上げてくれました。

最後に


私は日々サッカーというものを勉強しています。
教えるのが仕事ですから当然です。

常にアップデートしていくわけです、知識を、指導力を。
プロである程度プレーした私でも、まだまだ分からないことだらけです。

考えて、悩んで、悩んで「これでいける!!」と考案したトレーニングも全然上手くいかないことなんて沢山あります。でも・・考えれば考えるほど、サッカーって面白い!!

現役時代に直感でプレーしていたものが、今になってロジカルに考えてみると「ああ、だから上手くいってたんだ」と発見することも最近増えてきました。

この記事を読んで、少しでも、ほんの少しでも「ああ、そうだったのね、だからこのプレーを選択したんだね!」なんて気づきが、みなさんにも訪れることがあればとても嬉しいです。

とはいっても、画面を睨みつけて、息を止めて読むほどのものでもないので、気楽に楽しく読んでもらえればなんて思います!

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