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2019フィギュアスケート世界選手権で「ぺアスケート」の大ファンになった

わたしは、フィギュアスケートを見るのが、昔から好きだったが、シングル競技にばかりを注目していた。
荒川静香、浅田真央、高橋大輔、羽生結弦など、シングルの日本人選手は破竹の勢いで、強くなっていったけど、ペアの競技では、まだまだ世界のレベルまで追い付いていなかった。
そのためか、「グランプリファイナル」だって、ペアスケートやアイスダンスは、地上波はもちろん、衛星放送でも放映されることはなかった。
フィギュアスケートのペア競技を、テレビで見れるのは、オリンピックの時くらいだった。

2019年世界選手権埼玉スーパーアリーナで開かれたが、わたしは、すべての種目の、シングルもペアもアイスダンスも、通しで見れるチケットが当たったのである。
今にして思えば、なんとラッキーなと思う。だって、翌年の2020年は、コロナのために世界選手権は中止になってしまったのだから。

フィギュアスケートのペアを生で見ると、その迫力と美しさに圧倒されてしまうのだが、特にこのときの「隋文静・韓聰」の演技は本当に圧巻だった。
中国代表で、平昌オリンピックの銀メダリストであるが、超絶な技もさることながら、ペア演技の世界観もすばらしかった。

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クライマックスに近づくにつれて、見ていて鳥肌が立つような盛り上がりで、演技が、まだ終わらないうちから、わたしも、周りの観客も立ち上がり、フィニッシュでは、満場のスタンデング・オペレーションだった。
割れんばかりの拍手は、フィギュアスケートの近年の歴史に残る演技を、まじかで見てしまったという感動の波が押し寄せているようだった。

もちろん、世界最高得点での優勝であった。2人は、インタビューで、このようなよいパフォーマンスができたのは、どの国の選手にも、惜しみない拍手を贈る日本の観客の応援のおかげだと言ってくれた。

そして、アイスダンスで世界チャンピオンに輝いたのは、「ガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロン」、フランス代表だ。
平昌オリンピックの銀メダリストだが、あんなことがなければ、金メダルだったかも?なんて悔やまれるが、この時は、遺憾なく実力を発揮して、堂々の優勝だった。

流れるような演技が本当に美しい。天上の舞とは、まさにこのようなことをいうのではないだろうか。スケートでなければ、このスピードも、滑らかな動きも出せないわけで、アイスダンスは、スポーツとしても芸術としても素晴らしく、本当にこの世のものとは思えなかった。

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アイスダンスは、フィギュアスケートの華といわれているらしいが、そうだろうと思う。上位6組の最終グループが、氷上で挨拶しているのを見たとき、わたしは思わず、「なんなの!!この美男美女の集団は!!」と叫びそうになってしまった。

今年、2年ぶりに開かれる世界選手権は、ぜひ、ペアもアイスダンスもテレビ放送してほしいと思う。
一度見たら、絶対に嵌まる人続出すると思います。

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