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このタイトルから何を連想しますか?

ある硬派の週刊誌の、その週の特集「すべての人に婚姻の自由を」というメインタイトルを見たとき、おや「真子様」の話かな?と思ったら、「LGBT」の方たちの話だった。

そして、婚姻をめぐる価値基準のあまりのギャップに、不謹慎だけれども、世の中にはいろんな価値観があるんだよなあとつくづく思ってしまった。

少子高齢化社会の真っただ中で、ダイバーシテイの東京で、非婚主義者や、結果として「おひとりさま」となっている友人や知人が多いわたしは、他人の結婚相手についてとやかく言う人の気持ちが、はっきり言ってよくわからない。「心配」して反対しているのだと言ってる人と、「いじわる」して心配だと言っている人の区別がつかないのだ。

誰と誰が結婚しようが、同性同士だろうが、身分違いだろうが、相応しい相手かどうかなんて、決めるのは、当事者同士なわけで、二人にしか決定権はないんじゃないのかと思うのだ。

同性婚を認めるべきだという考えの人たちは、真子様の結婚にも反対するとは思えない。そして、真子様の結婚についてなんだかんだと言っている人たちは、同性婚についても賛成するとは思えない。たぶん。

たぶん、こうした価値観のズレは、ずーとズレたままで、この緊急事態宣言明けとなった東京では、少しでも売り上げを伸ばそうとしているわたしのような個人事業主は、わざわざ波風をたてるような発言もせずに、日々の生活に必死なのだと思う。ツイッターでなんだかんだ言っている人たちも、匿名だから言えるわけで、ビジネスシーンでは違う顔をしているはずだ。

そうなのだ。現代社会は、婚姻によって形成された一族が経済的・政治的基礎単位となっていたような昔と違って、婚姻それ自体は、経済活動にも生産活動にもなんら影響はないわけで。だから、個人の自由でいいんじゃないとわたしは思う。

いや、でも、案外、富裕層にとっては、婚姻は、まだ血族・姻族を維持するためには絶対的な価値があるのだと思っているかもしれない。


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