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映像空間

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武蔵野美術大学 映像学科 映像空間領域
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映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)

2023年度よりイメージフェノメナンは『映像空間』として新たな授業が始動した。 2024年度も引き続き、前期8週目から映像空間ⅡBが開講されます。 対象は映像学科学部2.3年生です。昨年度までは3年生まででした。 映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)と映像空間ⅡB(スクリーンのある空間)は繋がりのある授業ではありますが、授業としてはそれぞれ独立しています。 設営は1日で行われました。 デザイニングディレクターの土井伊吹さんが指導にあたってくれます。 6メートルのスクリ

5月末の展示に向けて

おはようございます。山崎です。 山崎ゼミ(4年生)では、5月の最終週に展示を行います。 新学期早々に展示をやるのはなかなかハードモード。 しかし春のフレッシュさを存分に発揮できるのも確かだと思っています。 ゼミは毎週水曜日の午前中に開催されています。 それ以外にも、個人面談を随時実施。 なので水曜日は全体ミーティングとしてのゼミとなっています。 先週は具体的な展示プランに対して、スケジュール確認と役割分担をしました。 役割の洗い出しやスケジュールの確認は、Teamsな

中間発表(イメージエフェクト)

2024.5.7(火)にイメージエフェクト(1年生)の中間発表がありました。 普段ご指導いただいている、戸塚太郎先生、野村叔子先生に加えて、山崎も参加いたしました! イメージエフェクトは1年生の選択必修科目。 期間は7週です。あと2週で授業はフィナーレを迎えます。 美大の多くの授業では、授業終盤に総決算として「講評」が行われます。 「講評」とは主に授業での成果物・作品に対して担当教員がコメントのようなものを寄せます。受講生にとっても他の作品を鑑賞できるチャンスでもあります

大学院1年#ゼミ活動レポート

5/2(木)はGWの中日。 今回のゼミでは、角川武蔵野ミュージアムへ。 『サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―』へ大学院1年のゼミと視察しました。 とても特徴的な外観です。 ここでチケットの確認などがあります。 プロジェクターが約30台(多分32台)を使用されています。 映像の愉しみ方が広がっていることを実感。 今回はダリの絵画を用いた映像コンテンツでした。 映画館や劇場だけではない、「映像の可能性」についてゼミ生と意見を交換しました。 た

造形領域各論

こんにちは。みなさんGW(ゴールデンなウィーク)いかがお過ごしでしょうか。 今年のGWはほぼ暦通り、武蔵野美術大学でも祝日が休みとなっています。 「祝日はもともと休みだろ!」というツッコミが入りそうですが 祝日が月曜日に回ることが多く、1週間単位で授業運営がなされる大学にとって、授業回数にばらつきが生じてしまうため、「祝日でも授業日」という場合が案外あるのです。 月曜日だけ授業回数が 2〜3日少ないなんてことがありますからね。 実は昨年2023年度はGWにも授業がありま

映像空間領域カリキュラム

映像学科は2024年度より新カリキュラムへ移行しました。 映画・写真・アニメーション・イメージコンピューティング・メディアアート、そして映像空間の6つの領域で展開しています。 6個がそれぞれ独立しているというよりも、6つの領域を受講生が自由に往来する(できる)ようになりました。 映像空間領域では、7つの専門科目授業が展開しています。 1年次 イメージエフェクト 2・3年次 映像空間ⅠA(モーションビジュアル) 映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)  映像空間ⅡA(

イメージエフェクト(1年生)

授業紹介です。 イメージエフェクトは1年生向けの選択必修科目です。 いわゆる専門科目ですね。 武蔵野美術大学には、専門科目と講義系科目に大別されます。 これが、午前と午後に分かれてそれぞれ履修します。 映像学科1年生の場合は、午前中が専門科目です。他の学年は異なります。 (他学年のカリキュラムについてなど、別途紹介してもいいかもですね!要望あればコメント欄にいただけると嬉しいのでした) イメージエフェクトでは、主にAdobe After Effectsを使ったレクチャー

ゼミ展示#2(4年山崎ゼミ)

こんにちは。山崎です。 今年度も早いものでGWに突入しました。 毎週水曜日の1-2限で開催される山崎ゼミでは今年の前期に取り組む大きな方向性がゼミ生と話し合われました。 武蔵野美術大学内にある展示室を下見しました。 9号館地下展示室(小)と14号館地下展示室は昨年度も利用しました。 大学には展示室がいくつかあるのですが、希望も多いため他学科・他授業との調整がハードモード。 9号館地下展示室 そんな中、昨年は"たまたま" 空きのあった時期にゼミ展を敢行しました。 時期は

イマーシブ フルドーム スクリーン メディア 表現研究

2024.4.26(金) なかのZEROメディア芸術プロジェクトがついに始まりました。 第一回はこのプロジェクトを主導されている デザイン情報学科准教授 大石啓明先生より講義がありました。 (ほぼ)毎週金曜日3,4限です。課外授業(プロジェクト)の位置付けですので 出席をとったりせずに、あくまでも有志参加となっています。 プロジェクトへのエントリーは、37名でした。 このプロジェクトには 「イマーシブ フルドーム スクリーン メディア 表現研究」というサブタイト

ディスプレイ+モノ(映像空間ⅠB)

映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)の授業で検証を行いました。 あっという間の3週間。授業も折り返し目前です。 さて、3週目の授業では実際にディスプレイを設置してみつつ、「モノ」を置いてみました。今回の課題はこんな感じ。 今回の映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)では ディスプレイ+モノで作品をつくる。という課題です。 モノという点が特異かもしれません。 モノとは、例えば花瓶やペットボトル、コップなどそれなりのサイズ感の「物体」であればOK。そのモノをディスプレイと重

撮影講習

映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)という授業で撮影講習がありました。 フォトアトリエという映像学科内の施設の使い方の講習です。 講習を担当してくださったのは、いしかわみちこ先生。 フォトアトリエは主に写真の撮影に使われています。 今回は物撮りをメインに動画でも利用できるように、映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)の受講生に向けての講習でした。 いしかわ先生は普段写真家として活動しています。 写真表現に加えて、鑑賞者との対話や、物理空間との関係性の模索、写真という

なかのZEROメディア芸術プロジェクト

なかのZEROプラネタリウムでの作品上映できる! そんなプロジェクトが始まります。 このプロジェクトは課外です。 正課の授業のように単位とか進級とか関係なく、有志が集まります。 今回対象となる学科は デザイン情報学科 油絵学科グラフィックアーツ専攻 そして 映像学科 対象は学部2年生以上、(大学院生も含む)です。 学年、学科を超えた交流も魅力の1つかもしれません。 今回このプロジェクトを主導されているのは 武蔵野美術大学 デザイン情報学科の大石啓明准教授です。 (わた

モーションビジュアル(2,3年)

授業紹介です。 モーションビジュアルは映像学科2,3年生を対象とした授業。 内容は3DCGです。 CINEMA4Dというソフトを使います。 今年度の新カリキュラムにより「モーションビジュアル」としてリニューアルしました。(前身は「モーションデザイン」という授業名でした。) モーションデザイン時代は11月~12月の授業でした。 モーションビジュアルは4月〜12月の授業へ。 3DCGの授業なので、季節なんて関係ない!と思われるかもしれませんが 実は関係ある(と思ってます:

雑記) イメージフェノメナンとは #1

イメージフェノメナンという授業があります。 イメージ=映像 フェノメナン=現象 2004年頃に、板屋緑教授と篠原規行教授によって、提唱されいたイメージフェノメナンは、映像をつかった造形領域へのアプローチを実践するものでした。 映像にしかない現象を主題にして、従来の物語を伝えるための映像ではなく 映像そのものを表現の中心におくという試みでした。 そこで参照されるのは、先行領域である絵画や彫刻など。 かつての画家やアーティストが発見・発展させた眼差しを映像に持ち込む。 そ