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フランスのコスメ事情とアロマテラピーコスメティックス・コース(超楽しい!)のお話

アロマテラピー・コスメティックスのコース・・・・ぐいぐい進んでます!
めちゃめちゃ楽しい♥
元々このコースが最初の目的だったのですが、「先に基礎を取った方がいい」とのことで、基礎から取り始めていました。
知らないフランス語の専門用語満載で、最終的に基礎講座だけで500単語くらい調べたので、ものすごく疲労したのですが、コスメコースで「やっぱり基礎取ってなかったら理解できなかった」と実感しているので、遠回りして良かったです♥

さて、以前どこかの記事で「記録的な干ばつで2ヵ月皮膚症状で苦しんだ時、植物に助けられたことがコース受講のきっかけ」と書いたと思うのですが、実は基礎化粧品は、もっとずっと前から手作りしていました。

なぜか?

なぜなら、フランスには「化粧水がない」からです∑(゚д゚lll)ガーーーーン

フランスに長期滞在したことがある方ならご存知だと思いますが、フランスはすごく・・・すごくすごく乾燥してます。(自然発火するほどに・・・)

留学してた語学学校にいた日本人女子の話題はもっぱら「乾燥肌への対策法」というくらい、湿気大国からやって来た大抵の日本人が、この乾燥で肌がやられます。

留学生時代は日本から持ってきていた化粧品を使っていたので、化粧品探しという問題はなかったのですが、フランスに移住し長くいると、日本の化粧品を買い続けるというのが難しいので、フランスでの「合う」化粧品探しに数年費やすことになります。

そこで必ず問題になるのが、この「化粧水がない」問題!

ローションのようなものはあるのですが、ほぼ水のような使い心地で、皮膚に吸収されてる感が一切ない・・・。

ではフランス人はどうしているのかというと、いきなりクリームです(゚Д゚)オォォ 

ちなみに・・・・洗顔もしません!!

なぜかというと、フランスの水は硬水で石灰が多く含まれているので、洗顔をすると逆にお肌を荒らしてしまうからです。

フランスでは洗顔の代わりに「洗顔用化粧水」なるものがあり、それで汚れを拭き取ります(なので、洗顔代わりの化粧水はある)

そういう事情なので、保湿用の化粧水はずっと「水とグリセリン」に好きな精油を足して作っていました。

↑フランスは硬水なので、水は軟水を買います

そして、この化粧水を作り始めて気が付いたこと・・・

いかに化粧品の原価が安いかΣ(๑ °꒳° ๑)

まあね・・・想像すれば分かると思うのですが、市販されている有名な化粧品って、人気女優さんのCMなどかなりの広告費を使ってるし、パッケージもキレイだし、そういう「上乗せされた金額」というのは結構あるよね・・・

あのキレイなパッケージをお化粧ポーチに入れていると気分が上がる、というのもあるので、それはそれで良いとは思います。

思いますが・・・

移住当初は「シャネルの化粧品、安っ!サイコー!!!!」とか言って一式揃えていたのですが、そういうものに全く興味が湧かなくなり、最近では「無駄なもをより減らしたい!」という考えのもと、オーガニックスーパーのコスメコーナーのコスメたちを活用しています。
メイク落としに至っては、植物オイルをそのまま使っています。

ありがたいことに、南仏は精油や植物オイルの産地なだけあって、マルセイユ石鹸(オリーブオイルの石鹸)や、南仏発のオーガニックコスメのブランドもあったりして、コスメ探しはとてもとても楽しいのです ( *´艸`)フフフ

フランスに旅行に来られる方は、フランス発のブランド品を安く手に入れることを目的とされる方も多いとは思いますが、是非、是非、オーガニックスーパーや薬局のコスメも見てみてください!
安くて掘り出し物と出会えるはずです!(ネットで日本語の情報もたくさんあるので、色々調べるのも楽しいですよ♥)

さて、楽しい楽しいコスメコースですが、このコースもまた・・・・がっつりメディカルです(;´∀`)

コースを取るまでは「化粧品の作り方を教えてくれるコース」だと思っていたのですが、先生が基礎と同じひげもじゃムッシューだと分かってピンときました・・・

違う、そうじゃないと・・・。

では何を勉強してるかというと・・・・「○○というトラブルには■■を処方」というような内容です(;´∀`)

アレ・・・オモッテタノトチガウ・・・と思ったのですが、内容は面白い!

Tゾーンのテカリとか、シミとか、誰もが経験ある、またはいつか経験するであろう(と思う)皮膚トラブルの改善方法が紹介されるので、知る度に薬局に精油を買いに行きたくなる衝動に駆られています(;´∀`)散財注意!

ここで先生が何度も言われるのが・・・

「ネットに出ているアロマコスメは、どれも精油を使い過ぎてる」ということ。

精油は1%!それを越えちゃダメ!とのことです。ものによっては使用期間も限定されます(3週間置きに1週間休むなど)

その上で、それぞれの植物オイルの特性を活かしながら、上手に活用する方法を習うのですが、残念なことに「オーガニック流行り」のもと、「売れる」という理由から粗悪な商品も出回っているので、商品の情報はしっかり調べてから買うように、とも言われていました。
例えばアンチエイジの強い味方「ローズヒップオイル」は、品質が低いものがかなり出回ってると言われていました。

それから、例えばゼラニウムも、「ブルボン」と「エジプト」では成分の量や香りが違います。

どれも商品パッケージを見ているだけでは分からないことも多いので、メーカーのサイトで産地を確認してから買うのもオススメです!


↑オーガニックスーパーの植物オイルコーナー♥見てるだけで楽しい!

ちなみに、私はこのコース受講前から、好きで「コスメ作り」の本を数冊持っていたのですが、そういうものを参考にしつつ、今回習った知識を組み合わせ、症状や自分の肌状態によりアレンジができるので、もしアロマコスメに興味がある方は、コスメ作りの本も参考にされると良いと思います。

ちなみに私が使っている本は、MY COSMETIKというオーガニック化粧品を販売されてるところから出版されている本↓

↑精油、植物オイルに加え、植物やエプソムソルトなどの効能も紹介されている
(フランス語)

Le grand guide de l'aromathérapie et des soins beauté naturels

↑こちらは主に精油の効能について(フランス語)


それから最近買ったかなり、かなりお気に入りの本はコチラ↓

↑こちらは英語

↑これは Karen Gilbert さんという、イギリスのNeal’s Yardでオーガニック化粧品開発をされていた方の本で、かなり、かなり面白いです!(裏話もちょぴりあったりして)

調べたところ、どれも日本語訳されていない、そして日本で販売されているか分からないのですが、言葉に抵抗がない方は、是非取り寄せて欲しい!特に3冊目のがお勧め!

ちなみにこの Karen Gilbert さん、香水作りのレッスンなどもされていて、かなり興味深い・・・
あぁ、やっぱりイギリスにちょっと住んでみたいな~~~

ちなみに南仏にも有名な香水工場があり、香水作り体験ができます♥

私は初めての南仏旅行(留学前)で体験しました!
私が行ったのはGamimard
数えきれない種類の香りの中から、トップノート・ミドルノート・ラストノートに使用する香りを選び、作っていきます。
最初に選んだ好みの香りによって、それに合う香りを、それぞれのノートから調香師さんが教えてくれ、3種類を組み合わせていきます。

ここで作った香水は持ち帰ることができるのですが・・・
なんと、香水瓶がキチンと閉まっておらず、私が作った香水はスーツケースの中でこぼれていました(涙)
↑こういうこともあるので、ジップロックをお忘れなく~~~(´;ω;`)ウゥゥ

ではでは、興奮し過ぎて長くなってしまいましたが、皆様素敵な1日を~~~






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