こんにちは。

映画に没頭する日々、動画を作る日々、歌を歌う日々。どれもなんだか柔らかくわたしを撫でまわすだけで心臓を突き刺してはくれない。わたしの本命は音楽。音楽に殺されたいほど好意を抱いているはずなのに見向きもされない。まだ、捧げ物が足りないみたいです。理由はわかってる。

今日、とある映画に教えてもらったことがあります。「彼女がその名を知らない鳥たち」という映画です。みんなにも紹介したい。

物語は十和子と陣治のお話。そして、十和子にまとわりつく男たちの話。十和子は陣治という年上だけど優しくて献身的で養ってくれて全てを捧げる気しかない男がいながらも、他の男と関係を持っていた。そして、昔に付き合っていた男が忘れられないでいた。それらの事実を知りながらも陣治は十和子を愛し続けた。罵声を浴びせられても。目の前で十和子がホテルから知らない男と出てきても。愛し続けた。その愛の質量は狂気的だ。

はじめはわたしの潔癖な部分を突いてくるので、顔をしかめるシーンが多かったです。でもやはりラストは違った。愛という意味を教えてもらいました。

"愛を説明する言葉はない。"そう、聞こえた。
そうなんです。愛なんて大きなものを説明することが無理だったんです。日本語や人類が作った言葉で表すことは不可能だったんです。愛の意味を探し続けて結構経ちましたが、時間の無駄だったのかと、泣きそうになりました。

汚いハグも綺麗なハグも、愛。人を押さえつけるのも、人を離すのも、愛。良いも悪いもないんだ。死んで悲しむのも愛だし、生きて愛でるのも愛。これを説明するなんて、不可能。

今はこの映画に教えてもらったのでこう思ってるけどもしかしたらまた違う映画に愛とは何かを教えてもらうかもしれない。そしたらまた考えは変わるんだろうな。でもそれが脳みその中の愛のページの更新。だから、それでいい。自分をどんどんアップデートしていこう。何歳になってもじぶんのスピードで、生きていこうと思う。

愛を語るには若すぎた。

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