食べること。昨夜はステーキを食べた。入籍届を出した其の足で向かった烏丸今出川にあるステーキ屋。もう3度目くらいになるが、なんとなくちょっとした記念的な日に行くことが多い。それにしても、この一年はステーキをよく食べている。

最初は、やる気という焼肉屋だった。兎にも角にも肉が好きな嫁に連れられて、週に何度も肉を食いに行っていた。焼肉食べ放題を食べた次の日にも、焼肉食べ放題に行くくらいだ。本当に好きなんだろう。

と思えば、だいたいこの一年は嫁の食に付き合ってきた。世界の山ちゃん、鳥貴族、来来亭、いきなりステーキ、やる気にすしざんまい。個人のお店よりはこういったチェーン店の方が好みなのだ。僕はそれまではもっぱら個人店の立ち飲み屋を転々としていたり、定食屋を好んでいた。まぁ、いわゆる真逆だった。

が、まぁいってみるのも悪くないなと思って、それぞれの店に行ってみたんだけど「行ってみたことないところに行く」というのはそれなりに新鮮だった。鳥貴族なんて、若い大学生が行くもんだろうと思っていたけど、案外僕ら世代の人もいるし、そして安いのにうまい(まぁ立ち飲み屋の価格には負けるけれど)。山ちゃんも久々に食うとうまいし、来来亭も食べてみれば月に1度は行くくらいになっている。

そうそう。肉の話だった。でも、まあ本当に1年で3年分くらいの肉を食った気がする。そんな1年があってもいいと思うし、なんせアメリカに行ったときにおかげでステーキ三昧でも飽きがこなかったのは、そのおかげかもしれないのだから。

そんなことを思うと、実は僕は音楽や行きつけの店や服装や観光先に到るまで、あまり自分の趣味を持っていないのかもしれない。どれもが「最初は相手の趣味」だったようにも思える。「自分がない」という言葉は悪いようにも聞こえるし、相手から物足りないことではあるかもしれない。しかし、当の本人がそれを楽しめる人であり、そこから何かを得たり学んだり発見したりしているのなら、むしろいいのではないか。

そうそう。これはきっと昨日の"みんなごと宣伝部"のチェックインで行われた「短所を長所として語ってください」に通じるのだろう。魔法の言葉だったなあれは。そういうことで今日は兵庫県朝来市へお仕事て行ってきます。

#モーニングページ #思い出し語り #10分書き続ける