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深い夜から、言葉を

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深夜に書いたnote。ポエム、エッセイ兼雑記。2020/08~
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記事一覧

節目

またあたらしいひと月だからと節目節目でおこなわれるカジュアルな心機一転さえ許されない人が…

だいすーけ
10か月前
19

『ずっと昔に教わったことを』

いたいよ、やめてよ そうやって 言われるようなことを、人にしてはいけないと ちゃんと教わっ…

41

『音を聴く、』

静かに そう、呼吸をとめて 息を飲み込んで そうすれば、聴こえる ぼくらは うつくしい時間を…

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だからスキを手渡したいんだ week22

深い夜からこんばんは、だいすーけです。 その週に読んだnoteのなかからいくつかのスキnoteを…

36

『いつからか失われた音のことを』

いつからか失われた音のことを、思い出した 鍵をかけた 引き出しの奥に、しまっていた 音色、…

20

だからスキを手渡したいんだ week21

深い夜からこんばんは、だいすーけです。 その週に読んだnoteのなかからいくつかの作品をピッ…

36

『雨をもたらすものとして』

今日の青空は、すくなくとも ぼくらのための、空ではなかった 痛かった 無邪気な慈しみを湛えて ところ構わず降り注ぐ光が 貫かれながら、ぼくは 光に跳ねるきみの涙を見ていた 何ができるわけでもなく 立ち尽くしていた 光に 貫かれながら、立ち尽くしていた きみの涙を ただ、 そこにあるものとして きみの涙を、 ただ 雨として 優しく流していくような ただ 霧のような雨として 柔らかく包みこむような 手が 届きそうなほど 低く 澱み、街を覆う雲として かなしい鈍色で 空を埋め尽

「ことばの日」、ぼくらにできること。

夜の深いところからこんばんは。だいすーけです。 日付変わって18日。今日は、「ことばの日」…

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『日常』

ああ、いい景色だと ちいさなワンルームを眺めて、思っている くり返された日々、かさねた日常…

40

スマホの待ち受け用写真をつくったのでよかったら気分転換にどうぞ、というお話。

どこにも行けないGWを終えて、まったく驚かなかったけれど、宣言延長の知らせを聞いて。自分の…

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『宇宙をつくろうか』

ねえ、ふたりで 宇宙をつくろうか 好きも嫌いも嬉しいも悲しいも、 ふと零れた笑顔も、見せる…

29

GWだから書くのもおやすみをいただきます、というお話。

みなさまこんばんは。 連休、いかがお過ごしですか? 毎週お届けしている「だからスキを手渡し…

33

今、過去のnoteをふり返るとき。

ようやく終わりの見えた冬、これまで歓びのうちに迎えてきたはずの色づきはじめた街並みを、絶…

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『かなしい指先のために』

季節の花をうつし語り、どこかに届けととおい空に放ったあの日々は過去 届けたい場所と聴きたい声を 描いている、今は ここにいると、声を上げなくていい そっと、置いておく 伝わるものだ、 耀きに満ちるものだ、あなたの 涙、そのひと筋を撫でる かなしい指先のために どこかに届けと 願い、とおい空に放ったあの過去の日々よりも あなたの声を、あなたのいる場所を 描いて、託す 柔らかな海に 寄せる波のもたらすものが 引く波にあらわれるように、しずかに 夢とか希望とか そんな種類のもの