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深い夜から、言葉を

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深夜に書いたnote。ポエム、エッセイ兼雑記。2020/08~
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2020年12月の記事一覧

『星はすべて、そこに』

星はすべてそこにあった、守りたい星も周りを漂っていたい星も、もっと引かれ合える星も、遠く…

40

『夢で逢いましょう』

すこしずつ目が慣れていく 暗い部屋で、今夜もさいごにきみの寝顔を見る 今日はこんな一日でし…

30

『いつかあの樹の名前がわかっても』

  冬の空が澄んでいて明るくてうれしくなったから、わたしはお気に入りのダウンを羽織って外…

24

自分は(目指せ)孤高、他者は尊重。

この時間にみなさんのnoteやつぶやきに目を通すのが好きだ。今日はどんなことがあったのだろう…

52

『とるにたらないものたちが』

とるにたらないもの 滅多につかわないリングスタンド 飲みかけのコーヒーと 氷の融けたカンパ…

43

『廻る』

空に 緑濃く映えた、あの夏のはじまりから時は経ち 黄と紅の彩りを 別れのしるしと遺した樹…

30

未来にのこる言葉

未来にのこる言葉を、探している。大げさだと思うだろうか、これはいたって真面目に。あらゆる人の記憶に残るようなもの、それを望んでいるかはわからない。ただあくまで、自分がいつまでも瑞々しく愛することのできる言葉を。そんなものを、自分のなかから出したい。ひと言でも一行でもいい。これ以上ないかもしれない、そんな言葉たちをいつも、探している。 春も夏も秋も通り越して気づけばこうして冬の扉をくぐっている、何が流行ろうと道を阻もうと、今年も精いっぱい感じてきた。歓びの薄桃、漲る生命の深緑、