心がキュッとした。

「あきちゃんにはお父さんがいないの。〇〇くんにも△△ちゃんにもお父さんがいる。」

そんな言葉を子どもに言わせてしまった。思わせてしまった。
すぐに「一緒には住んでいないけれどあきちゃんにはお父さんがいるよ。大丈夫だよ。」と言うと「そうだったね。」と言ってくれた。
そんな言葉を言わせてしまったことが申し訳ない。離婚をしてと言ったのも引っ越すことを決めたのも全てわたし。
大好きな父親から引き離した事実はどんな理由で離婚を決めたとしてもかわらなくて、それはわかっていたつもりだったけれどいざ言葉にされるととても重かった。苦しくなった。申し訳なくなった。

これから学校に通い始める。きっとこれからも寂しい思いをさせてしまう。大きくなったらわかってくれるかな、なんて思ってしまう。自分勝手だ。
許してほしい。あなたが大きくなった時にたくさんの選択ができるように、自分で稼げる力をつけられるように、学校に行くお金だけは心配させたくないから働くの。そのために離婚をしたの。

ごめんね、あきちゃん。

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