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第一選択としての再受験は勧めない

こんにちは、メイさんです。

中々過激(?)なタイトルにしてしまいましたが、私の率直な気持ちを表しています。というのも、私が3浪目の時に、成績がなかなか思うように伸びなかった友人に対して、塾のとあるスタッフさんが、

「今年医学部に合格出来なくても、メイさんみたいに再受験すればいいじゃない!」

と言い放ったことがあったのです。彼女はまだ2浪目。医学部受験においては全然普通です。なによりも、私を引き合いにだして、再受験することを彼女に選択肢として提案していることに対して、物凄く頭に来ました。あまりにも頭に来すぎたので、なんで自分がそこまでカチンときたのかを考えてみました。


1.医学部再受験を甘く見ている

医学部再受験に臨むには、並大抵の覚悟では挑めません。私は、高校や大学の同級生たちが仕事や研究で着実に実績を出していく様子を見ていて、「私はこんな年になっても受験勉強とかしてて、何やってんだろ…」という強い劣等感に襲われながら日々を過ごしていました。やってる内容が難しいというよりも、前に進み続けるメンタルを維持し続けることがとにかくしんどかったです。また、年齢が高くなるほど、勉強を頑張ったときの身体的な負荷もそれなりに大きくかかってきます。そういう再受験特有の苦しみは無視されていたのだなぁ、と思ったら、なんとも言えない気持ちになりました。


2.彼女の可能性を潰しにかかっている

来年度の入試からセンター試験が廃止になり新テストになる、ということで、教育現場は大混乱です。彼女が再受験となった場合には当然センター試験は実施されていないため、その対策をゼロから行わなくてはなりません。私の場合、教育課程は違えども、同じセンター試験が行われている中での再受験だったので、テスト形式そのものに対する対策はせずにすみました。そういうことを鑑みても、彼女に早い段階での諦めを促すことは、彼女の可能性を潰しにかかっているようにしか思えませんでした。


大きく分けて、この2点が私の苛立ちポイントだったように思います。結果的に彼女は直前期にぐっと伸びて国立医学部に合格したし、そのスタッフさんのアドバイスに耳を貸さなくて大正解でした。

まだ1浪や2浪のうちから、再受験して医学部に行くことを考えるのは勧めません。是非、今のうちに頑張って、本当に医師免許とりたいのだったら必死にどこでもいいから医学部に合格すべきです。ただ、色々めぐりめぐってどうしても再受験をしたくなったのなら、それはそれとして頑張るべきだと思います。後悔や自己嫌悪に包まれた生活はひたすら苦しいものになってしまいます。自分が潰れてしまわない程度に、ベストを尽くして生活していくのが、一番自分が生きやすくなる近道なのかなぁ、となんとなく思っています。

ではまた。メイさんでした。

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