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紙吹雪について: A beginning

 こちらの記事は、あくまでもマサラ上映で使う紙吹雪についての最小限の情報のなります。当記事の情報のみで紙吹雪の全てがわかるわけではありませんし、私自身も模索している最中です。マサラ上映を知って、ゼロから情報を探して紙吹雪を作るよりも叩き台があると良いだろうな、と言う気持ちから書いています。ここを叩き台に、自分なりの紙吹雪を探してもらえると嬉しいです。

はじめに

 撒いた紙吹雪はゴミにしかなりません。散りゆく桜の花弁が地面に落ちるが如し、です。お金を撒いているのと同じです。少しの量を撒くのであれば、それほど大した話ではありませんが、猛者レベルになると一回で5,000円…いえ、もっと紙吹雪に使います。タンバリンのように次に使えるわけではありません。(もちろん未使用分は使いますが、使ったものの再利用はできません)
 周りがガンガン撒くので「自分も撒かなきゃ」と思った時には、冷静になって今書いた話を思い出してください。周りが10,000円分の紙吹雪を撒いていても、あなたが撒かなくてはならない理由にはならないのです。
 自分が楽しく思える量への対価分だけ紙を購入してください。
 あとで「なんでこんなにお金使っちゃったんだろう」と後悔するような金額は出さない方がいいと思います。そんなことしたら、マサラ上映が嫌な思い出にしかなりません。
 とはいえ世の中には、他人から見たら「なぜそんなもんに大金を!?」という趣味はたくさんあります。他人にとって意味のないものでも、自分にとって楽しいもの。他人には見えないロマンがそこに見えるもの。

 紙吹雪にはロマンがある!
 美しさがある!
 楽しみがある!
 撒いたその先に夢がある!

 そう思ってしまったあなた!
 Welcome to A World of Confetti ! 
 さあ、いざ行かん!めくるめく紙吹雪の世界へ!

作って、運んで、投げて、片付けて

 作り方、投げ方は人の好みや環境、手の大きさ筋力などによるので正解はありません。当noteでは、足がかりになると思われる基礎的なことしか書きませんので、他の方の作り方や投げ方も探して実践してみて改良していくようにするといいかな、と思います。


作るよ

 まず、紙ですが「お花紙」が良いとされています。レギュレーションに明記されている場合もありますので、紙を用意する前に確認をしてください。
 基本的には、「顔や体に当たっても痛くないもの」が大前提で、大きさは「掃除がしやすい大きさ=4cm×4cm目安(最近は5cm角になりつつある)」が基準になり、レギュレーションに紙や大きさの指定が無い限りは、この二つの基準を目安に作成すると問題がないかとおもいます。
 参加者に嫌がられるのは、

  • 折り紙

  • 新聞紙(チラシ)

  • セロファン

  • クラッカーの中から出てくる細かい紙吹雪

あたりです。
 また、切った後どうするかについては、お花紙の塊を「解す」方と「束にする」方、その他の方法を取る方がいます。

解すタイプ
束にするタイプ

 詳しくは、次のnote記事「紙吹雪について 2: A Conclusion」に書きます。
 作る量に関しては、「はじめに」で書いたように、撒けばゴミになるだけの物なので財布と相談したうえで考えればいいと思います。
 もし、DVDや配信で見られる作品なら計画を立てるのもいいかと思います。「主演が登場したら二回紙吹雪を投げる」と言った感じで。ざっくりとでいいと思います。実際は計画通りにいかないので。
 最初は100均の色々パックのお花紙2袋ぐらいでもいいかな?と思います。前説とかの映画以外のにぎやかしでは投げられませんけどね。そういう場合は、賑やかし紙吹雪は職人さんに任せてタンバリン鳴らしましょう。


運ぶよ

 切った紙吹雪を入れる袋についてですが、解すタイプの紙吹雪については洗濯ネットが多いように思います。

理由としては、

  • 軽い

  • 撒いた後小さくして持ち運べる

  • 紙吹雪を取り出すときに音が鳴らない

が上げられます。紙吹雪の取り出しやすさを考えると、立体型のほうが良いかもしれません。

 束にするタイプも始めボックス型の洗濯ネットが使われていたように思うのですが、

最近になって、ダイソーのトラベルポーチが流行っているように思います。

 両方使ってみたのですが、ボックス型洗濯ネットの方が量は入るのですが、紙吹雪を撒くときに膝の上に乗せて使うと大きいために扱いづらかったです。収納ケースの方は、程よい大きさでした。思ったより量も入ります。フレッシュカラー(お花紙1袋500枚入り)2袋ぐらいだと思うんですが…もっと入ってる気もする。(感覚がザルなのでキチンと計っていない)
 ツイッターを見ていると、トレーを仕切ってマス目を作り、そこへ切った紙吹雪を入れている人も居ました。アイデアは無限ですね。

 さて、これらを運ぶわけですが…運ぶんですよ。自分で運ぶんですよ。映画館に送付できる場合を除いて自分で運ぶんです。
 気合入れ過ぎて作るのは良いのですが、自分が持てる限界を考えて荷造りをしましょう。最初は「軽い軽い♪」と思っても、家から離れれば離れるほど、後悔すること度々…(学習能力のない筆者)
 そして前の座席との隙間に紙吹雪を置くわけですが、おのずと置き方や置く量も限られてしまうので、その辺も考慮しないとなりません。私は必ず通路側なのでお手洗いに行く人が来た時にどうしようか悩んでます。今のところそんな事態にはなっていないので助かっていますが。


投げるよ

 投げ方に関しては、隣の人など周囲に迷惑をかけない限りは自由です。
 高く投げ上げる紙吹雪はとても綺麗ですが、紙吹雪の量が半端なく大量に必要になるなど準備が大変だったりもします。
 投げ方についても、次のnote「紙吹雪について 2: A Conclusion」に書きます。


片付けるよ

 片付けまでがマサラです。
 ということで、終電や新幹線の時間に間に合わない等やむをえない理由が無い限りは片付けに参加してください。てめぇが撒いた紙はてめぇで片すのが人の道ってぇもんでやしょう。(突然のべらんめぇ)
 劇場のスタッフさんなどからアナウンスがある場合はその通りにしていただくのが一番ですが、基本的には上から下へ紙吹雪を落としていきます。

  1. 頭を払う

  2. 服の上や服の中(隙間)に入り込んだ紙吹雪を払う

  3. シートの背もたれを払う

  4. 折り畳み式の座面を広げたり折りたたんだりして背もたれと座面の隙間の紙吹雪を取り除く

  5. 床の紙吹雪を通路側へ送り出す(袋があれば袋に入れても可)

  6. 通路側の人は袋に紙吹雪などを回収する

 この時、ゴム手や手のひらにゴムのついた軍手があると掃除がしやすいです。個人的には普通の軍手は静電気が発生して掃除が返ってしにくくなってしまったのでお勧めはしません。
 また、紙吹雪は体や荷物のあちらこちらにくっついて外に出て行きます。近隣施設や駅などにまき散らして汚して苦情が映画館に行けば当然マサラ上映、紙吹雪は禁止になる可能性が高くなります。映画館内の紙吹雪も外の紙吹雪も拾うように心がけましょう。トイレの紙吹雪は取りにくいと思いますが、ゴム手袋を持ち歩くかトイレットペーパーで摘まむか工夫をして取り除きたいところです。そこまで?そこまでします。紙吹雪禁止になったら嫌ですから。

 あと、掃除道具(ほうきやちり取り)をお持ちになる方もいらっしゃいますが、劇場側が用意してくれいることもあるので、無理のない範囲で。私は持って行かない方ですが、その分「かき集めるぜ!!」と気合入れて掃除しています。


紙吹雪可の上映で持って行きたいもの

荷物の入るゴミ袋
 荷物を入れて口を縛っておかないと紙吹雪が荷物の中に入って、外に持ち出して帰路の途中で知らないうちに撒いてしまう事になります。使ったゴミ袋はお掃除のときに紙吹雪を入れるゴミ袋として使う事も。(劇場によっては指定されたゴミ袋(透明・半透明など)や専用ゴミ袋を使うことも考えられますので、レギュレーションを確認の上で指示に従ってください)

ゴム手袋
 必ずではないですが、ゴム手袋も「片付けるよ」でも書いたように持って行くといいと思います。

紙吹雪を拾う気持ち
 また、こちらも「片付けるよ」で書きましたが紙吹雪は体や荷物にくっついて色んな所に落ちます。どこであっても誰の物であっても落ちた紙吹雪を拾う気持ちは持って行きたいところです。

紙吹雪
 こちらは任意で。
 別に紙吹雪の使用が可能なだけであって必須ではないわけです。クラッカーが好きな人もいますし、タンバリンや鳴物大好きな人もいます。マサラ上映の楽しみ方は自由なので、紙吹雪は無くてもいいんです。はい。

【紙吹雪について 2: A Conclusion に続く】




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