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第5講  【 【変容する京都②】 古くて新しい京都の印刷技術ー江戸時代の本屋と新聞

1、導入


今週の気になったニュース
コロナとメディア
コメントカード紹介

今日の講義の予習の紹介
本とはなにか
江戸時代の本屋

2、今週の気になったニュース


●性教育
日本の性教育は本当に浅いと思う。

今はユーチューブでも、元助産師の人が学校では教えてくれないような内容を明るく教えてくれる動画などが増えてきているし、もっと性についてオープンに話せる社会になればと思いました。

●大麻
東海大野球部の大麻使用。
少し前にも近大サッカー部の大麻使用が発覚していた。
最近大麻に関する報道が多いと感じる。
個人的には、オランダやカナダなど大麻が合法の地域も存在するため大麻を楽しむことに関しては特に悪いという印象はない。しかしながら大麻が違法な日本において、親や所属している団体に迷惑をかけてしまう学生の身分で違法な薬物に手を染めるのはあまりに軽率だと感じる。どうしても試したいなら、海外に行くべきである。

●中曽根と学術
中曽根首相の葬儀の際、弔意を表すよう国立大などに文部科学省が通知を行ったことです。そもそもなぜ今更葬儀を行うのかが疑問でしたが、弔意を示すよう通知したことにさらに疑問を感じました。

●樋口が気になったニュース

3、メディアと情報


●情報
先生がどのように社会の情報を得ているのかより具体的に知りたいです。

人にお金を払って情報を買うという発想が無かったので驚きました。自分もどこから情報を得るか(得たいか)考えてみようと思います。

新聞にもその新聞社の意図が働いているといった内容のものがありました。やはり、新聞社ごとに記事の取り上げ方を考えているのではないかと思ってしまいます。

●コロナとメディア
私たちが持つコロナへの恐怖はメディアが形成したと考えられる。

メディアの報道でコロナを必要以上に恐れる人が増え、経済的な打撃や精神的苦痛にもつながり、より生きづらい世の中になってしまったと感じます。

この数字をみて、私たちは、なぜこんなにもコロナウイルスに怯えているのか、馬鹿馬鹿しくも感じました。


●自殺報道
遺書がないと自殺者とカウントされないという話を聞いて、それにはどのような理由があるのか気になりました。


これまで、自殺の報道は視聴者の中でも精神的に不安定な人々を余計に不安にさせてしまいそうで、あまり報道されない方が良いと思っていた。しかし、講義内で自殺者の数字を知ったことにより考えが変化した。自殺内容の報道はやはり繊細な問題ではあると思うが、社会問題として、その自殺にある背景であったり、社会的な問題として取り上げ、問題意識を社会で共有するべきであると感じた。ではなぜその件について報道されないのか。性教育の話で触れられていた「日本のタブー視」の文化が影響しているのではないか。性や死などは、あまり公に取り扱ってはいけないという暗黙のルールのようなものが存在しているのではないかと考える。


今回の講義を受けて、一番印象に残っていることは、自殺者数がコロナウイルスの死者よりも多いということだ。この事実については知らない人も多いと思う。メディアがあまり報じていないことも大きいだろう。やはりメディアがどこを切り取るかで世の中の認識は簡単に変わるのだと思った。


●歴史
これを聞いて、額面通りにそのまま受け取ったりはしません。しかし、歴史というものは語り手の立場によって認識を変えるものであり、義務教育における一方的な歴史認識の共有は有害だとは思いました。


4、本とは何か

本の誕生〜日本文学のはじまり〜
・「本」とは何か?
・①本・書籍(book)
・②本当(truth)
・物事の真実が記されたもの。
・生き方のそもそもを記されたもの。
・物事の真理が記されたもの
・お経、聖書

江戸時代の神社参詣
グーデンベルグの42行聖書
世界で最古の活版印刷(ドイツ・15世紀)
本の誕生
・経文(木版印刷)
・その前の本は?
・日本最古の長編物語『源氏物語』


初詣の登場
源氏物語(尾州本)
尾張徳川家伝来1257年

源氏物語(尾州本)
尾張徳川家伝来1257年
「本」のメディア史
・日本最古の長編物語『源氏物語』
・写本、右筆によって書かれた手書きの本
・いかに間違いなく写せるか、汚さないか、もとの字を真似られるか、早いか、よみやすいか
・『枕草子』清少納言…「嫌な気持ちになることは、貸した本が帰ってきた時、汚れがついていた時だ」
・定家様(字のスタイル=フォント)
「本」のメディア史
・本(に書かれた情報)は、苦労して残すもの
・どうやって?だれが?どのくらい?なんのために?どのようしして?
・7世紀〜17世紀ごろまで
・財産としての貴重な本ー家宝として。
・本とは尊いもの。
・この世に1冊しかないもの。家運をかけて作り上げるもの。
・今とはまった句感覚が違う。
「本」のメディア史
・おんなじ文章ではないものもある(完コピではない)
・解釈が入る(『奥の細道』)


5、江戸時代の出版文化


本とは何か?ー草子と物の本ー
•「草子」と「物の本(仏教書、儒書)」
•草子…娯楽が書かれた本(戯作、浮世絵、案内記など)。江戸が中心
•物の本…物事の真理が書かれた本(儒学・経典)。京都が中心
・なぜ京都が中心?
江戸時代の出版文化
•出版が許可された場所ー京都、江戸、大阪
•用語ー書林、書肆、本屋、仲間、蔵板、出来
•組織体制の整備(ex『大坂本屋仲間記録』)
•書籍目録の発行、江戸時代に発行された本のリスト
•京都書林十哲(『京雀』より)
•二条車屋町 法華書 平楽寺(法華宗 宗門書林 村上勘兵衛)



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