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11-2 深夜の前駆陣痛

1 夜中、目が覚める

出産予定日は何事も起こらず、その日は22時過ぎに眠りにつきました。
その夜中、腹痛で目が覚めました。
例えるならば、生理痛。
生理痛の痛みを、さらにどんよりと深く、重たくしたような痛み。
お昼の健診での宮川さんのおまじないの後に感じたお腹の張りを、
もっとじんわりずっしり痛くしたような感覚です。

時計を見ると夜中の2時半くらい。
4時半ほどぐっすり眠れているから、体力的には問題なしと、
寝ぼけ眼で「ヨシ!」と思う。
そして布団の中でモゾモゾと動きながら、唸っていると、
パートナーもぼんやりと目を覚ましました。

「おなか、痛くなってきた…」
というと、半分眠りながら後ろ抱きにお腹をさすってくれました。
(そこで「大丈夫?!」とか言って起きるようなタイプではありません)
私も夢うつつの中で、ずーんずーんという、深くて重い痛みを感じていました。
そうこうしているうちに、いつのまにか再び眠っていました。

これは前駆(ぜんく)陣痛というもので、本陣痛の前におきるもの。
出産の前段階として、子宮の収縮が少しずつ始まったことによる痛み。
宮川さんのおまじないをきっかけに、前駆陣痛が始まったようです。

2 本格的な前駆陣痛

そしてまた、腹痛で目がさめました。
時計を見ると、3時半。
最初に起きてから1時間経っています。
痛みは少しだけ増していたので、
膝を抱えてうつ伏せになり、
吐く息を大事に呼吸を整えながら、
痛みを逃していました。

痛いと言っても、正直ひどいめの生理痛レベルなので、
正直、普通に我慢できます。
いつのまにか再び眠っていました。

再び起きたのは4時半。
また痛みが増しており、なんだかうまく眠れそうにありませんでした。
布団から出て居間に行き、
ストーブで腰を温めていると痛みが和らいできました。
トイレに行くと、宮川さんの「おまじない」でみた鮮血がふたたび。
いよいよなんだなぁと感じました。
ストーブの前で横になり、
腰を温めながら、再びうつらうつら、ぼんやりと眠りに落ちました。

3 睡眠で体力気力を満タンに

ともかく出産は体力勝負。
前駆陣痛の段階で、体力気力を消耗してはいけません。
睡眠を大事にとって、体力と気力を十分に蓄えておくことが大事。

なんども起きてしまいましたが、細切れでもしっかり眠れているので、
自分自身に、うまくペースをつかめているよ、と励ましていました。

明け方までウトウトしていましたが、
いつのまにか、再びぐっすり眠り、
気がつくと8時頃。
その頃には痛みもだいぶやわらいでいました。

どうやら6時ころからはぐっすり眠れたようで
合計して6時間以上は熟睡していました。
これで体力も問題なし!
12月7日、夫婦2人ですがすがしい朝をむかえました。

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