駐妻コロナ禍就活②
帯同~目処未定の一時帰国となり、就活を始めました。
ところがハードルの高さを改めて体感することとなり、大苦戦。
(▶前記事はこちら)
そこで、今度はフィリピンの企業へとフォーカスし、再度就活を始めてみました。
1)経緯
せっかくなので、興味の湧いた日系企業で働いてみたい気持ちがありましたが、どうやら在宅勤務のビザの壁が高く、リスクもありそう。
フィリピンの駐妻さんの先輩で、キャリアについて似たような悩みを持つ方に相談してみることにしました。
彼女にはビザのことや納税のことを教えてもらいました。
ですが、私の案件はグレーではっきりと言えない部分が多いという見解は変わらず。その話については、一時帰国中の間だけやることにして、逆に、フィリピンの企業で探してはどうか、とアドバイスをもらうことに。
在宅勤務可能で、今日本にいても働けて、入国してからも家で働けるというような求人があるかもしれないから・・、と、エージェントに問い合わせてみることをオススメされました。
なるほど・・そういう手もあるのか・・!
また、あわせて、夫の再入国についての話も浮上し始めました。
就労ビザをもつ夫は入国できるように交渉がはじまるが、帯同ビザである私は入国不可となる可能性があるという。
非常事態であるとはいえ、私は「家族を優先にできる選択をし続けたのに」と思うと、なんともやりきれない気持ちに。
もちろん、私が入国しようとすることで、多くの人に手間をかけさせることになり、想像している以上に危険が伴ったり、心配する事象があるということもよくわかります。
また、両親や夫の同僚の皆さん等周囲のひとは、その選択を応援してくれて、強力な味方となってくれているのですが、フィリピンに拒まれる可能性があるなんて・・。
さすがにここまでか・・とやりきれない気持ちに感情は爆発寸前に。
でも、だったら私は私で就労ビザを取ってやる!というのもアリかも、と思うとワクワクし始め、早速エージェントにコンタクトすることにしました。
2)フィリピン企業での就活
駐妻さんからの紹介を経て、早速エージェントへ連絡。
私の履歴書や職務経歴書を送付し、スカウト形式で進めてもらうことに。
履歴書や職務経歴書は、これまでの様々な活動のなかで記入済みだったので、多少の修正にて速やかに提出できました。
(フォーマットはこちらを使用)
大学院を目指して作成した当時は、せっかく作ったのに、結局入学の目処も立たなくなってしまい、「何も形になっていない・・」と悔しく思っていました。
が、作っておいたことで準備はサクサク進みました。何事も無駄はない、と思えた瞬間でした。
フィリピンの企業であれば、入社の際に企業が就労ビザを取得することを併せてやってくれるそうで、ビザの壁は越えられそうです。
職種は不問としましたが、フィリピンの制限ある暮らしの中で出社することは考えづらかったので、在宅勤務が可能なところを希望しました。
お話をうかがうと、通常であれば、働きたい駐在妻さん向けの求人も多いそう。日本語を書けて話せる、ということにそこそこの需要があるということを知りました。
ところが・・!
今はこのコロナ禍の不況。
経済を回そうと躍起になっているフィリピンではあるものの、新しい人材を採用する余力と体力のある会社が激減しているらしい。
条件に合致する会社はそうそうポンポン出てくる状況にはなく、今後も「待ち」の姿勢となりそう。
なかなか話は進まないですし、お先真っ暗とまでは言いませんが、先行きは決して明るくなさそう・・、と停滞気味。
また、就労ビザを取得できるのは大きなメリットですが、「自分のやりたいこと」「自分のスキルアップに繋がること」というような視点がすっぽり抜け落ちているということも気になるところ。
ビザを取得する手段として、割り切れるのであれば良いかもしれませんが、せっかくやるなら有意義な経験にしたいという欲張りな思いも出てきたりして、想いはそう単純じゃなかったりする・・
「私は人生にわたって何をしたいのか」がまたしてもキーになりそうなところです。
3)次の戦略
エージェントからの新規案件を待ちつつ、日本滞在が続くかもしれないなかなので、その間だけ日系企業で働くことも検討しつつ・・
あとは「働く」ということだけにガチガチに縛られることなく、どんなオプションを取ることができるか、先人の駐妻さんたちのお知恵をお借りしながら組み立てていきたいと思います。
ボランティアとか!?起業とか!?学びの時間とか!?!?どんなことができるかなと模索中です。
私の「ワクワク」にも向き合いながら、めんどくさい経験も有益に変換できていきますように!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?