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女性の活躍を支える「カッコいいオヤジ」をシリーズ展開します!

noteをはじめて1カ月が過ぎた。
今更ながら、なんで始めたのか、本当に書きたいことは何か、本音を書きます。

大学4年生に「諦めた夢」と言われたショック

私は会社員をしながら某大学の経済学部でアドバイザーをしている。アドバイザーと書けば偉そうだが、実際は「世代の異なるお友達作り」を楽しませてもらっているに過ぎない。

緊急事態宣言が出る前、大学4年生の女の子と夕飯をした。ちょうど就活が佳境で某業界を目指して頑張っているという。彼女が、ふともらした。

「でも、これは諦めた夢なんです。本当は小説を書きたくて。今更遅いですよね…」

ちょっと待って!!
若干21歳が諦めなきゃいけないほど、この社会に希望はないのか。会社員とは個人の可能性を根こそぎ奪う仕組みなのか。37歳の私、激しくショックを受けました( ;∀;)

思わず言ってしまった。
「私もずっと本が好きで、本の世界に救われたんだよね。文章書いた経験はないけど、書けたら素敵だろうなという気持ちはすごくわかる。一緒にやってみない?」
反故にしたら先輩としてちょっと情けないというプレッシャーを自分に課した。何より年齢を理由に諦めなくて良い世界が広がっていると私自身が信じたかったのだと思う。

働く女性のロールモデルが女性である必要はない

思い返せば、似たようなショックはこれまでにもあった。

社会人になって10年ちょい。時が経つごとに女性の同僚は減っていった。そもそも入社数自体も少なかったが、それ以上の速度で退職していった。

だからだろう。周囲から何度も何度も、本当に何度も何度も聞かれた。
「同性のロールモデルがいなくて仕事続けるの不安じゃないですか?」と。

正直に言おう。「不安」という感情を抱いたことは、ない。
「寂しい」という感情は、もちろんある。ただ彼女たちが選んで決めた選択なら応援したいし、お互いに幸せでいたい。次に会うとき、それが良い状況でも悪い状況でも普通に話して色々笑い飛ばしたい。ちょっとの強がりを込めても、こう言いたい。

ではロールモデルが不要かと問えば、絶対に違う。

私の周りにはいた。ロールモデルとなる尊敬できるオヤジたちが。
性別も年齢も組織も異なるが、心底憧れるからこそ、自分の実力のなさに凹んだり、認められたくてもがいたり、ふとした一言に必要以上に傷つく人たちが、確かにいた。

社会不適合者が社会を創る

誰だって現状に満足して安定を得たい。その思いを振り切ってまで更なる幸福や意義を追求する人は、今日の社会不適合者と言えるだろう。彼らは自分自身の描く社会を創ろうと、身体に収まりきらない強い光を放っている。
その独特な個性に、人は時に魅了され、時にクレイジーと距離を置く。

彼らこそ、私にとってのロールモデルだ。
固定観念や既得権を乗り越えて挑戦する社会不適合者は、男性社会の中でもがく女性に似ている面がある(少なくても私はシンパシーを感じる)。

彼らは背中でみせてくれる。
挑戦は、その苦悩を含めて楽しいということ。挑戦の果てに、他人では置き換えられない自分の価値、もっと言えば生きる意味を見出せるかもしれないことを

面白い未来が待っているかもしれないという強烈なワクワク感は、何者でもない自分を認め、それでも生きていたいという本能を呼び覚ます。
私に書けること、書く価値のあることは「周りにいるすごい人たち」だと思った。それこそファーブルが『驚異の博物学図鑑』を作ったように、『驚異のオヤジ図鑑』を作ってみたい。

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で、これからどうするん?

60歳を過ぎて突然パン屋になった「夢追いオヤジ」は、パン屋が続く限り、引き続きちょこちょこ登場します。

さらにオヤジシリーズの第2弾として、私が恩師と慕う「型破りオヤジ」のエピソードも始めます(全くパン屋に関係ない話です)。

第3弾・第4弾の案も脳内にはあるけど、どこまで継続できるか分からないので(ひとえに私の気力の問題で笑)、まずはこの2つに留めよう。

経済社会の担い手としてマジョリティを占めるオヤジさん!!
女性の社会進出を促し、働きやすさを真に支えてくれるのは、あなた方のカッコよさです。『驚異のオヤジ図鑑』にぜひ載ってください。

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