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三重にククルカン(God of the Wind)パワーが満ちる日

西暦2021年11月6日(土) 大安
西暦のカレンダーをみただけでは、この日が何か特別な日というわけでもなく、何の変哲もない「普通の土曜日」だ。
天体観測的には11月8日(月)に、「月」が手前を通ることで「金星」を隠す現象「金星食」が9年ぶりにおこり、それはそれで「月」と「金星」の象徴が重なる神秘的な天象になるが、さして皆既月食や日食のようにポピュラーな天文ニュースにはならないかもしれない。

6日の今日に戻ると、西暦ではまったく見えない「古代マヤ暦」から見えるマヤ神話や世界観を知っていることによる「この日の力と風景」は、かなりすごくて美しい! 9年ぶりにやってくる「金星食」はその大いなる前兆なのではないかと思うほどだ。
11月8日、夕方の空で月が金星に接近

マヤ暦でみるこの日

2021年11月6日はマヤ暦ではマヤ表象文字で次のように描く。

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ロングカウント:13.0.9.0.2
ハアブ暦:0 Keh
神聖暦:9 IK' (風・9)
ナイトロード:G2

この情報だけでは、何が三重になっているのかわからない。
マヤ暦がいくつもの周期から成り立つ暦体系、マヤアステカの神々の物語り、マヤ宇宙観や世界観が暦とともに存在が内包されていて、体系が確立されている。ということが暦の地平に隠されているからだ。

神聖暦:9 IK' (風・9)

まず1つめは、今年2021年は2月からマヤ暦では「風・9」の年である。

2021年2月19日から、来年2022年の2月18日まで「風(Ik)・9」が「イヤーベアラー(年神さま)」として年の中央に着座されている。そして、マヤ神聖暦というサイクル(20×13=260)が一巡すると、もとのサインに戻るのだが、「風・9」のイヤーベアラーが着座してから、本日でちょうど「260日」が経過したことになり、西暦(太陽暦)のなかに、再度「イヤーベアラー」である「風・9」がそのパワーを顕わす日なのだ。

そして2つ目、そこに隠れているもう一つの周期暦は、「風・9」が「ジャガー」という13日周期(トレセーナ)でおこる。ということだ。それはシステム的にそうなっているので、何年であろうが、春夏秋冬に関係なく、「風・9」は「ジャガー周期」にやってくるわけだ。
そこで「時を担ぐマヤの守護者」という、マヤ暦ならではの時神さまをみてみると、「風」の日を担ぐのはいつも「ククルカン」というGod of the Windである。さらに「ジャガー周期」というトレセーナ13日間を見守る「時の守護者」もまた「ククルカン」となっている。

3重にククルカンが存在する。という3つの真実
★イヤーベアラー:「風・9」➡ククルカン
★トレセーナ:「ジャガー周期」➡ククルカン
★今日「風・9」: 風の日の守護者➡ククルカン

ククルカンは「風・9」生まれ!!

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