パトレイバー編成

マンガのパトレイバーを初めて読んだとき「女が操縦かよー!」と男子として情けなく憤慨したものでしたが、今や全く平気。気付くと今撮ってる鉄オタ連ドラ「鉄子の育て方」も全く同じ編成なのだ。

⚫︎主人公=直情型女の子
⚫︎補佐役=冷静、暗い、オタク的性格、でも能力アリな男子
⚫︎隊長=一癖アリ、過去アリな大人
⚫︎先輩=補佐役よりも更にオタク。自らのオタク性を全肯定していて、極端に遊んでばかり…。

補佐役である男子は闘いの矢面に立たなくて済む楽チンな立場だとか。
闘う女の子は、オタク男子が思う美しく強い”こうありたい自分”いわゆるアニマってやつだとか…。

いろいろ問題はありつつも、この編成はやっぱり居心地がいいんですね。オタクを肯定してくれるから。

でも「鉄子」を撮ってて面白いのは、主人公の女の子が「キー局女子アナ志望のバリバリキャリア志向」というとこでしょうか。
そんなに補佐役男子に優しくない。補佐役男子も彼女に「僕はあなたが嫌いです」と言い放ったりする。
そこも撮ってて面白いです。やっぱり異なる価値観がブツかるところは楽しい。

まあ、勿論「鉄子の育て方」なので女の子はそっちの世界にほだされ、惹かれてくわけですが…。
「越えられない壁」を描きつつ、壁を越える喜びを描ければいいなあ…と思っています。