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24-1-22 【絵本】福音館書店の絵本に必ず書かれているタイトルの英訳

ある日ふと気が付きました。
福音館書店の絵本の奥付には、必ずタイトルの英訳が書かれていることに。
どれも日本の作家が日本語で書いた絵本なのですが、英語タイトルが付けられているのです。

例えば、有名な『ぐりとぐら』。

GURI AND GURA
そのままです。

こちらの『ぐるんぱのようちえん』も

GURUNPA'S KINDERGARTEN
とあり、そのままです。

気になっていろいろと見てみると、『きんぎょがにげた』は

FIND OUT GOLDFISH!
「にげた」ではなく「さがして!」になるんですね。
このへんの違いはなぜなんだろう?
英訳をしている人に聞いてみたいなぁ。
英語との言語的あるいは文化的な違いなのかしら?
「!」が付いているのが勢いがあっていいですね。


こちらはメジャーな絵本ではないけれど、娘が気に入っている一冊『おばけがぞろぞろ』。

「ぞろぞろ」の部分はどうなるんだろう?英語ってあまりオノマトペのバリエーションが無いイメージだけど……と思っていたら
英訳タイトルは
PLAY WITH US !
となっていました。

実はこの絵本の内容は、不思議なおばけたちが自分の友達を次々に遊びに誘って、最後は人間の男の子のおうちに「あそぼう!」と誘いに行くという話なのですが、だから「あそぼう!」の英訳でPLAY WITH USがタイトルになっているんですね。

最後にこちら。

黒のラブラドールの赤ちゃんたちがお母さんのおっぱいを求めてわらわらと集まってくるというとっても可愛い絵本なのですが
英訳のタイトルは
WE LOVE MOMMY’S MILK

このへんで、うーん、と思うわけです。
なんだか英訳のタイトルってどれも説明的というか、遊び心が無いというか、面白味が足りない気がしませんか?(英語という言語そのものを批判する意図はありません)

『おっぱい どーこ?』は絶対『おっぱい どーこ?』の方が可愛いですよね。どこ?ではなくどーこ?なところも含めて。
おそらくそれを直訳的に英訳するのは難しかったのかな、と推測するのですが、英訳のタイトルって割としっかりと絵本の内容を説明しているものが多いように感じます。

今回見て見たのはあくまで日本人の絵本作家が描いた日本の絵本のタイトルを英訳したものなので、そもそも元々英語で描かれた絵本のタイトルはどうなのか、調べてみたい気がします。
もし、その辺にお詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ご教授ください。

高校の英語教員をやっている友人がいるので、今度こんな話をしてみようかな~と思っています。
何かわかったことがあったらまた続報投稿しますね。



おしまい

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