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女性のビジネススーツの非機能性

昔日本人の服装は着物・和服でしたが、明治以降スーツが主流になりました。

スーツを取り入れた始めた時代の日本人の体系は、痩せて手足が短く猫背。スーツが似合う体系ではありませんでしたが、外国と伍してゆくためにはスーツが必要でした。

そして、現代。日本人の体系は筋肉質で手足の長い、スーツの似合う体形に変わってきました。

で、女性のスーツですが、私個人的に、「にあわないな」と思ってしまいます。

女性の体はウェストがくびれ、胸が膨らんで、肩幅が狭いという凸凹のある体形です。このような体形に合わせてスーツをつくるとスーツも凸凹になります。すると肩がきつくて腕を動かしづらい服になってしまします。男性用のスーツは内ポケットも機能しますが、前述のとおり女性には凸凹がありますから、内ポケットは使えません。

女性用の凹凸のあるスーツは、ビジネスレディの正装としてははなはだ不便なものだと思うのです。

むしろ女性も男性用のスーツを着るなら、ざっくりと着れていいのではないかと思います。いくぶんばふばふしますが、内ポケットも機能するでしょう。宝塚の男役さんのようにカッコよくなるかもしれません。

やはり、女性らしさを強調しようとすると、機能が劣ってしまうのだなと、残念です。

服装の歴史を振り返ってみると、どの時代でも女性服より男性服のほうが機能的です。和服でも男性には袴があります。20世紀前半のヨーロッパでは女性はスカート、男性はズボンと決まっていました。

現代では女性のほうが服装の自由度が高いと思います。なぜなら男性がスカートを履くには勇気がいるでしょう。

でも、ビジネスの場では非機能的な服装が頑として残っているのですね。

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