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老後の資金を考えるうえで必須、「平均余命」知ってますか?

平均余命とは

「平均余命」という言葉をしっていますか?

「平均余命」より「平均寿命」のほうがよく聞くのではと思います。

ですが、生きていく私たちにとって重要なのは「平均余命」のほうなのです。

「平均寿命」とは、若くして亡くなった方も含めて計算された数字で、いま0歳の生まれたばかりの子が何歳までいきられるかの目安です。

たとえばいま50歳の人は、50歳まで生きているわけですから、そういった若い頃のご不幸の可能性は排除されます。

となると、すでに50歳まで生きている人が何歳まで生きるかを「平均寿命」で考えるのは、数字としてぴったりこないことになります。

そこで、「平均余命」です。

いま50歳の人が、何歳まで生きるかの平均値が「平均余命」。

結果として「平均寿命」より高い年齢になります。

つまり、いま50歳の人にとって老後資金やライフプランを考える上で重要になるのは、「いま50歳の人が何歳まで生きるかの平均」である「平均寿命」のほうなのです。

令和4年度の数字がでました

その「平均余命」は毎年厚生労働省が調査し公表していますが、その令和4年度の数字が明らかになりました。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life22/dl/life22-14.pdf

日本人の「平均余命」は、ここのところずっと伸びていましたが、新型コロナウイルス感染症により、状況が変わってきています。

令和4年度の数字は、令和3年度に続き、マイナスになりました。

以下のとおり、現在90歳の男性は、令和4年の数字で平均あと4.14年、94.14歳まで生きられるというのが平均余命です。

平均余命が短くなっている原因のひとつは、やはり新型コロナウイルス感染症であることが、以下のグラフからもわかります。

令和3年の数字は以下のようになっていました。

令和3年は新型コロナウイルス感染症に新型コロナワクチンの副反応を原死因としたものを含んでいるのですが、それでも令和4年のほうがマイナスが大きくなっています。

日本は長寿大国といわれ、なんとなく世界一長寿のイメージがありますが、状況は年々変わります。

世界長寿ランキングも変動しています。

以下は令和3年の結果ですが、その下の令和4年では、女性は1位を保っているものの、男性は3位より下になっています。

以前の情報がなんとなく頭に残り、今もそうだろうと普通に思ってしまうのが人間ありがちです。

自分のライフプランのためにも、毎年『平均余命」確認していきましょう。


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