厚労省人口動態統計グラフで、出産は夏に多く、死亡は冬に多いことをみるnote704日目
2023年出生数が最少75万人、死亡数は過去最多の159万人というニュースをごらんになりましたか?
亡くなる方の半分しか生まれていないという衝撃のデータでした。
この情報は、国が行なっている統計調査、人口動態統計からのもの。
この人口動態統計は、毎月行われているもので、月別の数字も公表されています。
ニュースにも取り上げられていた、出生数・死亡数の月別グラフはこうなっています。
黒線の2022年と、赤線の2023年は、ほぼ変わらない月もありますが、2023年は、出生が夏から秋にかけてが昨年より少なく、死亡は1月が多いことがわかります。
とはいえ、夏に出生が多めで、冬に死亡が多いという傾向は変わりません。
では、この10年でどうなっているかを見てみましょう。
厚生労働省ホームページでは、平成7年ごろからのデータがあります。
こう見ていくと、ここ10年ではやはり出生は夏から秋にかけてが若干多く、死亡は確実に冬に多いことがわかります。
出生数は、2014年頃は毎月8万〜9万あたりだったのがだんだん少なくなり、2023年は6万〜7万あたりとなっているのがわかります。
また、死亡数も、2014年の1月は13万人ほどだったのが、2023年の1月は17万人ほどになっています。
私の父母が亡くなったのも冬でした。
冬に亡くなるかたが多いというのは、感覚だけではなく、数字でもこうしてあらわれています。
寒さ対策や温度差対策などは本当に重要です。
出生はそこまで差があるわけではありませんが、2月は少なめです。
2月出生は4月からの保育園も1歳と少しで入れるため、タイミングは悪くありませんが、少ない傾向にあるようです。
こればかりは授かりもの、時期のコントロールはできませんが、ひとつの参考資料にはなりそうです。
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