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映画【About Time】を観て号泣するくらいには英語ができるようになったよ。

こんにちは、イギリス生活3年めに突入したこおるかもです。

もう3年めか~~~、と思いつつ、この2年、本当にいろんなことがあったな~とこのnoteの過去記事を読み返しながら感慨にふけっているこの頃です。

さて、今日は英語学習の関連で、イギリスのおすすめ映画を1つ紹介するというとてもライトな記事です。

About Time

2013年に公開されたイギリス映画。

ざっくりとあらすじを説明すると、ある冴えない青年のTimくんが、21歳になるとき、お父さんから呼び出され、こう告げられます。

Men in this family can…… travel in time.

そう、時間旅行ができるというのです。

なんだよ時間旅行モノかよ、超つまんなそう、、、と僕も最初は思ったのですが、この映画は時間旅行そのものをシリアスに突き詰める映画ではなく、あくまでヒューマンドラマの一要素として時間旅行が組み込まれています。

実際、時間旅行にはいろいろな制約があり、自分が経験した過去にしかいけないため、作中のほとんどがせいぜい数分前、数日前に戻ってちょっとした日常的なトラブルを解決する、という程度です。

また、冒頭でお父さんから、「金持ちを目指した親戚は最終的にろくなことにならなかった」と念を押され、いわゆる誰でも思いつくであろう悪どい使い方は(メタ的に)この映画ではしませんよ、という予防線が張られています。

そして物語は、このティム君が、好きな女の子に気に入られるため、何度も出会いがしらの会話をやりなおしたり、知り合いの劇作家の公演で演者がセリフを忘れて悲惨なことになったのを、公演直前に戻って楽屋に出向いてそっと助言したり、本当にささやかな時間旅行で人生を豊かにしていく、という形で進んでいきます。

この映画が英語学習におすすめな理由

この映画が英語学習におすすめの理由は二つあります。まず、上記のように、数分前の場面が何度もやり直され、少しだけセリフが変わる、ということが繰り返されるので、文脈をよくわかったうえで同じセリフを何度も聞くことができるので、理解がはかどります。

もうひとつは、先日紹介したこのサイトで、権利関係がどうなっているのか知りませんが、映画の前半部分がすべてスクリプト付きで勉強できます。

こんな感じで、区切られた1シーンをみながら、クイズに答えたり、セリフをシャドーイングできるようになっています。

ぼくはこのサイトで数週間かけてみっちりとシャドーイングして、前半部分はほぼ完ぺきに聞き取れる状態にしたうえで、(権利関係へのお詫びを個人的に込めて)アマプラでちゃんと映画を購入して最初から通して観ました。

すると、映画の後半も日本語字幕なしですんなりとみることができました。

登場人物は全員イギリス人で、コメディ要素の強いラブロマンスなので、会話もかなりテンポが速いですが、それでもきちんと英語の映画を英語のまま楽しめた、というのは自分にとって人生初の出来事でした。

ストーリーも最高に面白い

そして、ぼくがこの映画をおすすめする理由は、もちろん英語に関することだけでなく、マジで内容が面白いからです。

時間旅行モノなので、もちろんツッコミどころは満載です。でも、そういうかたいことは抜きにして、あたまを空っぽにして楽しんで観てください。基本的には爆笑の連続です。

そして途中から、もはや時間旅行する際に必要な儀式(暗いところに行って拳を握り締める必要がある)のシーンがなくなって、それでも観る側がどうやってティムが時間を戻してトラブルを解決したかが理解できるようにうまく演出されていて、小気味良くストーリーがどんどん進みます。

そして少しずつシリアスに、家族、友情、愛についての核心に迫っていきます。

また、舞台がロンドンのAbbeyロード周辺ということになっているので、ぼくら夫婦が最初にイギリスに来て観光したロンドンの街並みや地下鉄の雰囲気を思い出してだんだんと感傷的になっていきました。

そして図らずも、最後のシーンで号泣してしまいました。

どのシーンかは必ず見ればわかるので伏せますが、ぜひみんな泣いてください。

ちなみに、シネマトゥデイのYouTubeに、本編でカットされたシーンが公開されています。これだけでもかなり面白いです。

また、挿入歌のHow Long Will I Love Youも最高で、それをBGMにしたトレイラーが個人的には一番好きです。

そんなわけで、週末に映画をみて泣くなんて、こんな心の健康にいいことなんてなかなかありませんので、ぜひみてみてください!

以上こおるかもでした!

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