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爆速で海外移住に必要な英語力を身につける方法

こんにちは、こおるかもです。
2年前に日本の会社を辞めて、イギリスの会社へ転職しました。

久しぶりに英語学習について書きたくなったので、内容は以前書いたものと少し被りますが、英語学習に興味のある方は読んでみてください。

今日は、自分が実際に目標としていたスコアを取得したときにやった方法を、3つのポイントで紹介しようと思います。

それでは早速一つ目からいってみましょう!

その1:学習の半分を単語とシャドーイングに充てる


結局のところ、英語は単語力がものを言うと思います。少なくとも、他の技能の成長の足枷にならないように、常に単語力だけは、他の技能の水準よりも高いところにあった方が良い、というのが持論です。

短期間の海外旅行なら、単語力は誤魔化せますが、海外移住や、そのために必要なTOEFL/IELTSのスコアの取得を目指すなら、残念ながら絶対に避けては通れない道です。

また、単語の学習方法についても、巷では諸説ありますが、自分が試して最も成果が出た方法は、Atsueigoさんの方法で、「とにかく1冊の単語帳を高速で回す(何周も見返す)」という方法です。試してみてください、笑っちゃうくらい覚えられます。頭で覚えるというより、脊髄反射できるようになるという感覚です。

https://www.youtube.com/watch?v=UlCz0-XBVCE&list=PLOSFPbO9J2JD3R6r3WtZDnFWFLzvaTxPU&index=1

さらにそれを数ヶ月やっていれば、一冊丸ごと長期記憶に入るので、そのあとは、たまに暇な時に見返すようにすればいいだけです。分厚い単語帳をせっかく頑張ってやったのに、数ヶ月後にはほとんど忘れてる、なんていう経験ないですか?そういう方は、絶対試してみてほしいです。

次にシャドーイングです。なぜこれが大事かというと、いわゆる4技能(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)のうち、リスニングが一番大事だ、というのがぼくの持論です。

なぜかというと、まず聞き取れる(意味もわかる)文は、読めるはずなので、まずリーディングの上位互換になります。さらに、シャドーイングによって、声に出す訓練をしておけば、スピーキングの向上にもなります。そして、話せる英語は書ける、ということで、ライティングの上位互換にもなります。

つまり、シャドーイングが実質的に4技能全てのスキル向上に直結するのです。

また、理屈抜きに、自分は本当にシャドーイングが英語力の成長に1番効果があったと感じています。特に、初級レベルだった頃から中級にかけては一番効いたと思います。

加えて言うと、TOEFLのテストでは、リスニングがスピーキング、ライティングにも問題として含まれています。聞けないと絶対にスコアが出ないのです。

ただやればいいというわけではなく、いろいろと注意すべき点や正しいやり方などが、ネットにたくさん転がっているので、ぜひよく調べてから取り組んでいただけると良いかと思います。

ということで、単語とシャドーイングこれで基礎を徹底的に底上げしていきます。やり方はもちろん色々あるでしょうが、僕の場合は、単語とシャドーイングさえも同時にやったら効率的だろうということで、音声長文付きの単語帳を選んで使っていました。

実際に使っていた単語帳はこの辺りです。

TOEFLのやつは長文がついていませんが、リーディング対策のために必ず必要になるレベルを網羅しているので、TOEFLをやる方はやったほうが良いです。

その2:英検準一級を取得してから、TOEFL/IELTS対策を本格的に始める


多くの方は、留学や移住のために、TOEFLやIELTSが必要になると思いますが、僕はあえて、英検から始めました。なぜかというと、英語の勉強を始めた頃は、TOEFLの問題に全く歯が立たず、モチベーション維持のために、レベルを落とそうと考えたからでした。ちなみに、その時点でTOEICでは860点を持っていたのにも関わらずです。そのくらい、TOEFLはレベルが違います。

そこで、英検準二級から始めて、過去問で安定して8割5分以上(リーディングとリスニングのみで良いです)取れるようになったら次の級に進むようにして、3ヶ月で準一級レベルに到達しました。その間、前述のように、全体の勉強時間の半分くらいを単語とシャドーイングに費やしながら、残りの時間で英検の過去問を解く、復習する、リスニングについては問題文をシャドーイングする、リーディングは精読する、という作業を繰り返しました。

英検をやるメリットは、まず問題のレベルが極めて安定していて、問題数も多く、実力がぶれずに、客観的に数字で測れる点にあります。TOEFLやIELTSの場合、問題の分量に対して、問題数が少ないため、たまたま良い結果が出て勘違いすることも、その逆もあります。また、市販の問題集などがたくさん出ていますが、微妙に実際の問題のクォリティーと違うことがままあります。英検の場合、実際の過去問がHPで公開されているので、その心配はありません。

さらに、自分の実力よりも少し上の問題を解くことで、少しづつ自分の成長を実感できることが、英語学習においてモチベーションを維持する極めて重要なポイントになります。よく、ビジネス英語にはテストのスコアは要らないと言って、英会話や英作文ばかりやる方もいますが、個人的にはあまりお勧めしません。英会話は効率が悪いから、というわけではなく、英会話では明確な実力の指標がないため、自分の成長を客観的に把握しにくく、その結果モチベーションが低下していき、最終的に学習がつまづきがちだからです。僕もそういう苦い経験をして、英検に取り組むという方法に辿り着きました。

ただし、英検においても同じ理由で、スピーキングとライティングは自分で採点するのが難しいので、やる必要はないと思います。自分の場合は、オンライン英会話を1日30分、毎日はなかなかできませんでしたが、可能な限りやっていましたが、そのくらいです。毎日のシャドーイングの中で、使える表現を少しづつ増やしていけばよいと思います。

感覚的には、英検準一級が合格できれば、TOEFL80点、IELTS6.0点が出てもおかしくないレベルです。そこから、TOEFL/IELTSの問題に慣れていって、スピーキング、ライティングの対策を本格化させれていけば、効率よくスコアは上がっていきます。

その3:1日3時間・3ヶ月の集中学習で成長を実感しながら取り組む


最後に、このような学習をどうやって実践していくのかですが、おすすめなのは、3ヶ月やりきると誓って、毎日3時間時間を確保することです。この期間中は、基本的に飲み会や遊びはほぼしないという制約をつけます。土日も3時間やれば十分かと思います。

大変なようにも思いますが、3ヶ月なら頑張れる、というのが個人的な経験です。短期間だと、毎日の計画が明確で、ゴールも明確だからです。実際僕は、2021年の最初の3ヶ月と、夏頃からの3ヶ月と、計2回このルーティンをやって、スコアが大幅に伸びました。

最初の3ヶ月では英検準一級に合格して、次の3ヶ月でTOEFL92点IELTS6.5を取りました。

短期間で、集中して取り組むメリットは計り知れないものがあります。まず、単語の吸収力が半端なく上がります。最初に書いたように、単語力は他の技能の水準よりも高いレベルにある方が絶対に良いので、たとえ短期記憶であったとしても、単語力だけはリードしていた方が、他の技能の学習効率が圧倒的に高まります

また、毎日3時間続けていれば、特に初級レベルのうちは、たった1週間でも自分の英語力の成長に気づけると思います。他にも、学習をルーティン化して毎日やることで、「あれ、前回はどこまでやったっけ?」みたいな無駄な時間がなくなり、効率化できます。とにかくタイムパフォーマンスが良いのです。

ちなみに、僕がこう考えるのは、今までに2回、有料のコーチングスクールに参加したときの経験が元になっています。どちらも、短期間で集中的にスコアを伸ばすために、「1日3時間」というのはキーワードとなっていて、この時間を捻出できた人が勝者、みたいなノリがありました。そして実際にその通りだったと思います。

励まし合える勉強仲間が欲しいという方は、コーチングスクールを活用するというのも個人的にはおすすめです。英語の学習においては、学習方法の学習が一番大事だったりします。それをコーチや仲間たちから学べるというのは大きいです。僕がお世話になったあるコーチは、時間をかけているのに英語が伸びない人の典型は、アドバイスを聞かず、自己流を貫く人だと言っていました。

僕のやり方はあくまでN=1で、きっとみなさんにも最適な方法があるかも知れません。ぜひ自分にあった方法を模索していただければと思います。

その結果、僕はどうなったか?


そうして、僕はある程度英語力に自信が持てるようになって、その年の冬に転職活動をして(海外企業とのオンラインでの面接活動)、イギリスの企業からオファーをもらい、翌春にビザを取って渡英しました。

転職したい、と漠然と考えてからわずか1年での出来事でした。

もちろん、渡英後も英語ではとてもとても苦労することにはなるのですが、こっちに来てしまえばこっちのもの、来てしまえばなんとかなるものです。

というわけで、英語学習で悩む方の一助になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

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