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長野市善光寺大勧進で結婚しました!

みなさまお久しぶりです。

長野県出身で現在はカナダ西海岸の都市バンクーバーの郊外(の更にまた郊外)に住んで12年、シンガーソングライターのMaynaです!

タイトルと写真の通りなのですが私、去年の11月26日の大安日に夫と長野県長野市の善光寺大勧進にて仏前結婚式を挙げました!

これが本当に一生の思い出になる素晴らしい式と披露宴になりまして(´;ω;`)この日から一か月以上経ったのですがまだ全く余韻が消えません。

素晴らしい日になったのには関わって下さったスタッフ皆様のプロ魂、ゲストの皆さんの温かい祝福、白無垢・色打掛衣装と文欽高島田の迫力と美しさ、生演奏の迫力などなど沢山の要素がありました。

全ての感動と思い出をアウトプットしたい!という気持ちからこの記事を書いていますがとても一回では全てを語りつくせないので、今日はとりあえずこの日に至るまでの経緯と気持ちを時間軸に沿って書いてみます。

2020年夏~:婚約から式まで待ち続けた日々


最初に結論を言ってしまうと私個人にとって感無量だったのはこの結婚式に掛けた思いをやっと果たすことが出来たということでした。というのもとこの日を迎えるまで待って待って、待ち続けた3年間だったからです。

夫と2020年の夏に婚約してから2023年11月26日の結婚式を無事に終えるまでの期間が3年弱ありました。

2020年の夏と言えば皆さまお察しのとおりパンデミックが始まってまだ世界中がフリーズしている状態だったので、結婚式どころか近所のスーパーに行くだけで精いっぱいなくらいで、その中で日本への一時帰国は私のビザ申請の状況や家族への負担、経済的な負担を考えると選択肢にはありませんでした。

ホームシックと闘った3年間が結婚式への思いを募らせた

「これはもう日本に帰れるまで耐えるしかない」そう思いながらカナダで時を過ごすうちにすっかりホームシックになってしまいました。日本に帰りたいけど帰れない、家族に会えない、カラオケ行きたい!温泉行きたい!おばあちゃん手作りの干し柿が食べたい、信州みそで作った味噌汁が飲みたい!みたいな(笑)

そうするとやっぱり日本的なものを求める気持ちがすごく自分の中から湧いて出てきたんですよね。。日本の和装婚といったら白無垢に文欽高島田を着てやりたい!色打掛も着たい!っていう思いが日に日に募っていきまして。夫とは結婚式は絶対に日本でやりたいよねっていう話はもう二人の中では一致していたので余計にイメージだけが先行してしまって。。
今思うと自分のホームシックな気持ちが結婚式に向けた思いを増幅させていたんだと思います。

日本国内にいても。。


私の場合は式の準備をしたい!でも日本に帰って会場の下見にさえいけない。。っていうのがものすごくもどかしかったんですが、日本国内に住んでいてもやっぱり進むべきものに向かってエネルギーを使えない、っていうのは人生の節目に立たされている人にはものすごくつらいことなんだなと思いました。全速力で走りたい車にわざわざブレーキをかけている様なイメージでしょうか。若ければ若いほど応えると思います。こないだもコロナの影響で甲子園が中止になった年に当時高校生だった選手の皆さんが3年の時を経て、やっと「あの夏をとりもどせ!」っていうスローガンのもとでやっと自分の気持ちに区切りをつけることができたという風におっしゃっていた方がいましたが、本当にその通りだと思います。きっと結婚式だけじゃなくて、楽しみにしていたことや大事な行事を中止せざるえなかったり、何か月も何年も待ってやっと大切な日を迎えられたという方が全国に沢山いらっしゃるのではないかなと思いました。

2022年夏~:一時帰国から式準備スタート!


私がやっとカナダの永住権が取れてコロナの情勢も落ちついてきて日本に戻れたのが最後の一時帰国から3年たった2022年の5月でした。そこからやっと善光寺さんのものへ会場下見に行ったり、本格的に準備をスタートさせたのがその時からです。

当初は会場下見に行った日から一年後の2023年5月に挙式をしよう!ということになったのですが、日本の世の中がまだコロナ後を見据えた日常に移行している最中だったなかで、正直1年後世の中がどうなっているのかがすごく想像しずらかったんですね。あとはこの当時まだ外国人観光客の入国が許されていなかったので、カナダから来る親族や友人ゲストを連れてくるには日本の中で旅行をする人が増えるのに加え、大勢の観光客が押し寄せてくるであろう最初の年としてタイミング的にどうかなっていうのがありました。でも決定打になったことは友達カップルの一人の結婚式と時期がほぼ重なってしまったことでした。なので結局そこから更に半年延期して、2023年の11月末を挙式日にしました。

2022年夏から2023年冬まで~会場下見から一年半揺れ続けた気持ち

今のとても不安定な国際情勢や収束しきっていないパンデミックの事を考えると一年半前から予定を決めてそこに向けて突っ走るということに正直不安がありました。

「もっと他に良い時期はあったんじゃないのか」
「もっと準備期間が必要なんじゃないのか」

と決めた後から色々とずるずる考えていた自分がいたのですが、自分にコントロールできないことはどうしようもないと言い聞かせました。

またこんなことも思いました:

「予期せぬ事態が起こったらどうしよう」
「またパンデミックがぶり返して日本やカナダから友人がこれなくなったらどうしよう」
「自分がインフルエンザに掛かって当日出られなくなったらどうしよう」と。。

でも「じゃあやらない方が良い?」と自分の心に聞いた時に「それはやだ!」と即答で返事が返ってきたので、ならば自分にコントロールできることを確実にやって、後は運を天に任せるしかない、と言い聞かせました。大げさに聞こえるかもしれませんがそのくらい自分の中では人生の節目になる大行事だったので毎日無事にその日を迎えられますように、、!と祈るような気持ちで毎日を過ごしていました。また同時に「(イベントを延期したり中止になってしまう様な)何かが起こってしまってもそれはもうどうしようもないことだ」という心の予防線も張っていました。

2023年9月~:最後の胸突き八丁

準備期間で一番きつかったのは式当日から3か月ほど前からでした。
それまでは衣装を決めたりおおまかなスケジュールなどを決められているテンプレートの中から「これでお願いします!」と選ぶだけだったんですが、ここからは大事な決断を自分が中心になって一気にしていかないといけない。席次表(これが一番気を遣うところですよね)、進行表、スタッフさんとのやり取りやリハーサルなどに加えてカナダから初めて日本に来る友人たちや夫の親族の来日サポートなどもこなしました。同時期にカナダ内での引っ越しも重なっていたので体力的にもきつく、特に一か月前からはインフルエンザにかからないかずっと緊張していましたが家族や友人の助けを貸りてなんとか乗り切ることができました。

2023年11月26日:迎えることが出来た当日!

準備開始から一年半、本当に幸いなことに新郎新婦を初めスタッフの皆様もゲストの方々も誰一人欠員がなく当日を迎えることができました。スタッフさん、そしてゲストのみなさん全員にお祝いして頂けたこと、安全に行事を終えられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。当日の事についてはまた別に発信したいと思います!

これからどうしたいか

大切な日を無事に迎えられて一番大きかった感情は「ホッとした」でした。と同時に緊張の糸が切れてしばらくは抜け殻状態でしたが今はカナダの新しい引っ越し先に戻り、少しずつ新しい生活に慣れようとしています。

結婚式の準備はとても大変だったけれど人間って楽しみなことに対しては何故かどこからか力が湧くものなんだと思いました。夢中で過ごした日々でしたが今となってはとても懐かしく感じています。

あとは自分はイベント好きなんだっ!ということもとてもハッキリしました(笑)人が沢山集まる場所、そこから生まれるエネルギーや新しい人との出会いを久しぶりに味わうことが出来ました。コロナ渦を経て更にその尊さが身に染みます。またサポートして下さったスタッフの皆様が本当に温かく心のある方たちばかりで、自分もいつかこんな風に誰かの役に立ちたいと素直に思った次第です。本当に、ほんとうに有難うございました!

まずはゆっくりと心と体を休めながら人生の第二幕を歩んでいきたいと思います。




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結婚式の思い出

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