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マネジメントされずとも全員が常に120%の本気を出せたら最高やん、と思って入社したアトラエでの仕事について

こんにちは。2022年8月にWevox CS(ウィボックス カスタマーサクセス)としてアトラエに中途入社した副島です。アトラエに入社して1年とちょっとが経ちました。

今日は、単なる元気系就活生だった私が、20代のうちにどれだけキャリアを積んでおけるのかが勝負だと考え、努力次第でバッターボックスに立つチャンスをできる限り増やせる、性別や年次に関係なく全力で働けそうな環境を選んだ結果、毎日会社にいくのが楽しく、自分の能力以上のポジションを与えてもらえる環境にいた話。

ではなく、

そこからひょんなきっかけで転職し、心のどこかで思っていた理想のチーム像とめちゃくちゃ近い組織で『自分達が信じる価値』を顧客に届けるため、全力で取り組む仲間たちと一緒に日々楽しく働いているという心温まるいい話に見せかけた「一緒に働きませんか?」のお誘いnoteを書いていきます。


アトラエに入社するまで

私の簡単な経歴

2015年にレバレジーズ株式会社という企業に入社し、約7年半働きました。
輝かしい就活強者としての実績は特になかった元気系就活生でしたが、働くこと自体が非常に好きだったのと、自分で選んで自分で決める人生がいい!自立して生きていきたい!という強い気持ちだけはあったのを覚えています。

あとは、30歳くらいでライフイベントが何かしらあるかな〜と漠然と思っていたので、その後の自分の選択肢を広げておくために、20代のうちにどれだけキャリアを積んでおけるのかが勝負だと考えていました。できる限り多くの裁量を持って、努力次第でバッターボックスに立つチャンスを増やせる、そして性別や年次に関係なく全力で働けそうな環境としてレバレジーズを選びました。

加えて特に大事だったのが「どうせ会社という組織の中で働くなら、主体性があって視座が高く、所属する組織のことが好きな人達と一緒に働きたい!」と思っていました。その考えは今でも変わっていません。

※ これはフィクションです

特に若手の頃は、毎日会社にいくのが楽しかったし、自分の能力以上にポジションを与えてもらえる環境がすごく刺激的でした。ただ社歴を重ねていく中で、だんだん顧客の方を向くよりも、社内での色々な調整をする役割が多くなってきたタイミングがあり、もっとコトに向かった外向きの仕事がしたいなーと感じるようになりました。

今思えば、正解が分からない中でリーダーシップを発揮して先陣を切っていくよりも、分かりやすい調整役っぽい仕事にただ逃げていただけ、だったかもしれません。自分の能力不足が大きかったなと感じています。

ただ、心のどこかで思っていたのは(自分の管理職としての至らなさは棚に上げまくって)

  • いちいち誰かが調整しなくても、ゴールを目指して各自勝手に動けばいいやん!

  • 誰かに言われなくとも、共通のゴールに向かって勝手に自立自走できる強い意思と柔軟性があるメンバーが集結して

  • マネジメントされなくても勝手に自分自身に負荷をかけまくって

  • 常に120%の力を出せるように各自努力できたら最高やん。

  • 飲み会で仕事の文句を言う人がいたら「何ダサいこと言ってるん、いいからやれよww」ってピュアな気持ちでつっこみあえる、そんな環境が理想だな〜

と感じていました。

とはいえ、そんなことも言ってられませんし、どうやったら皆がポジティブに働けるかを、出来ないなりに考えて働いていました。

アトラエ入社の経緯

20代はとにかく働きたい!という思いはある程度実現され、その後のキャリアは流れに身を任せていた自分に転機がやってきました。

その当時、すでに結婚はしていたので、そろそろ家庭を重視するか〜という、やんわりとした気持ちが芽生えていた時期でした。ただこれは(自分でも気づかないフリをしていましたが)本当に家庭を優先したい訳ではなく(旦那ごめん)仕事に120%の本気を出せてないから、一旦休憩する言い訳がほしい、、、という感情だったと思います。

そんな時に、仕事のつながりで偶然声をかけてもらう機会がありました。当時転職は全く考えていませんでしたが、ちょうど30歳になるタイミングでもあったので、結果として次の10年どう働いていくのか?を考えるキッカケになりました。

元々アトラエのことは知っていて、価値観やカルチャーが好きだなと感じる会社でした。愛社精神強めな私がまさか転職するなんてことは、ほぼほぼ無いだろうけど、声をかけてくれたのはシンプルに嬉しいから話くらいは聞いてみるか〜という軽い気持ちでお話の場を設けてもらいました。そして面談等を重ねていく中で、すごく本気で組織創りとビジネスに取り組んでいることが分かりました。

それと同時に、心のどこかで思っていた理想のチーム像とめっちゃ近いじゃん‥.と感じ、「ほんとは30代も40代も、なんならその先もずっとこんな働き方をし続けたかったし、常に泥臭く仕事に本気で向き合いたいし、家庭優先とか言ってるけどぶっちゃけ家事とか苦手だし(笑)、ホントはできるなら全部家のこと外注して今はその分仕事に充てたいじゃん!」という心の声に気づきました。

※ これもフィクションです

そして家庭を優先したいと思っていたのは、なんとなく本気になりきれない、責任感で仕事してる自分から逃げるためだったんじゃないか?と、見ないフリしていた気持ちにやっと本気で向き合うことができました。(ここまでいうと夫婦関係大丈夫?とか思われそうですが、旦那さんとは良好な関係性です。笑)

そしてあれよあれよという間に選考が進み、入社を決意して、今に至ります。

アトラエに入社してから

何をやっているのか

入社してからこれまで、「Wevox」というサービスのカスタマーサクセスを担当しています。Wevoxとは、目に見えない「従業員の心理状態や特性、組織のカルチャー等」を可視化することで、よりよい意思決定や行動のきっかけを組織の中に生み出し、エンゲージメントの高い組織づくりに貢献するサービスです。

その中でもカスタマーサクセスチームは、組織の変化の伴走役として、顧客への継続的な支援を行いながら、Wevoxのプロダクトのアップデートにも取り組んでいるチームです。

今やっていること

私達が目指していることは、Wevox導入企業様の「自走」を実現することです。本当の意味でWevoxの価値を感じてもらうには、経営陣や人事・管理職のトップダウンの施策だけではなく、

  • 組織の一人ひとりが、自分事として組織作りの活動に取り組む意志を持ち

  • 当事者意識を持ち、主体性を発揮して

  • 組織の中で、きづきと変容を生み出しつづけること

が重要だと考えています。そのような改善のサイクルが常に回っている状態を、私達は「自走」状態と定義しています。

要は、全員でチーム作りに取り組むということ。まさにサービス名でもある「we(自分たち)」の「vox(声)」で組織を強くする、という状態を目指しています。「全員が当事者である」ということはアトラエ社内でもとても大切にしている価値観の一つで、アトラエの組織創りにおける考え方をプロダクトに落とし込んだサービスが「Wevox」だとも感じています。

彼らと一緒に自走を創っています(めっちゃ笑ってるw)

これだけだとなかなかイメージが湧きづらいと思うので
(1) 顧客の活用支援までの道のり
(2) プロダクトのアップデートに向けて
に注目して、具体的な例も示しながらご紹介しようと思います。

(1)顧客の活用支援までの道のり

Wevoxを導入していただくことで、組織状態が「数値」として見えてきますが、そこに正解があるわけではないので、お客様ごとの正解を一緒に見つけていく為の支援をする必要があります。

数値を分析すると、すべてを理解できるような錯覚に陥りますが、数値データだけを眺めていても、メンバーの感情や想いは見えてきません。数値や分析結果だけに頼りすぎず、時には数値をヒントにメンバー同士で対話をし、日々の習慣や個々人の価値観の理解を通じて、新たなきづきを得られることもあります。

ただ「ツールを使える」状態になってもらうことがゴールではなく、Wevoxで得られた情報を元に、どうお客様の中の課題設定につなげていくのか?を考えながら、組織づくりの伴走役として支援を重ね、自走できる状態までサポートしていきます。

そうすることで、Wevox導入当初は「どこをどう直したら良いんですか?」という質問が多かった企業様とのやりとりが、徐々に答えを求めない会話に変わり、自分達の意志でありたい姿を話して下さるようになってきます。

自走を促すことを目的に、とことん向き合います

その過程においては、いわゆるビジネス的な話のやりとりだけではない関係性(例えば、日常の小さなお困りごとを相談してもらえることや、時にプライベートも含めた雑談ができる関係性など)を築き、「この人たち(Wevoxメンバー)と一緒に良い組織づくりをしていきたい!」と思ってもらうことも重要になります。

また、カウンターパートの方(人事の担当者の方等)とのやりとりだけでは、なかなか組織改善につなげる事が難しい場面もあります。そんな時は、顧客のエンゲージメントに関するレポートを経営陣の皆様に提出し、ディスカッションをしたり、管理職を含めた現場メンバーの皆様との相談会なども実施しながら、組織の自走を促す支援を行っていきます。

組織開発における知見はもちろん、人事部長や経営部門の担当者の方が、それぞれどういうことを考えて、どんなミッションに取り組んでいるのか?ビジネスモデルはどのような仕組みなのか?など、「エンゲージメント」だけにとどまらない様々な知見が必要になります。

まだまだ日々勉強中ですが、常に知識をアップデートしながら、お客様のよき相談相手になる必要がありますし、私自身もこういった伴走のお取り組みに非常に魅力を感じています。

(2)プロダクトのアップデートに向けて

上記に示したような活用支援を、プロダクトをアップデートすることで、更に加速させていく必要があります。

お客様のサクセスまでの道のりで、自分自身の介在価値を感じられる瞬間はやりがいでもありますが、人の介在を前提とすると継続性が弱く、スケールも難しくなります。全ての支援にカスタマーサクセスが介入するのではなく、基本的にはプロダクトが主となり、Wevoxを使ってもらうことで顧客のエンゲージメントが高まっていく状態を作ることが理想的です。

そのためには、顧客がどこで課題を感じるのか?を常に考え、何が足りないのかに気づく必要があります。また、社内で問題提起をするだけでなく、必要なメンバーを巻き込んで解決まで推し進めていかなければいけません。

改善点を指摘するだけなら誰でもできるので、アトラエでは、評論家ではなく実行者であるために、プロダクトの企画・開発チームなど、様々な立場のメンバーと目線を合わせて、協力を得ながら進めていく必要があります。

また、Wevoxのサービスをアップデートしていくには、各カスタマーサクセスの知識や経験などの「暗黙知」を「形式知化」する必要もありSECI(セキ)モデルのような、形式知を作っていく取り組みも行っています。

形式知と暗黙知を交互に行き来する知識創造プロセス

メンバー間での意見交換やインプットの機会も多く設け、顧客のサクセスと、ビジネス的な価値創造がリンクする状態を作っていく上で、アトラエが大切にしている「四方よし」になるようなモデルは、どうやったら実現できるのか?をとことん追求して考えます。

自分達が伝えたいメッセージに顧客はどう反応したか?なぜこうなったのか?どう伝えるべきだったのか?…など。上下関係なく、お互いにフラットに質問しあったり、一つの事例を一緒に確認しながら、チームメンバー各自が仮説を持ち学習していくことを大切にしています。

アトラエでは、「あなたはこの企業の担当なので、この企業だけ上手く運用してたらOK」という訳ではなく、生きたノウハウをチームに持って帰ってきて、こうすれば日本の企業は変わるかもしれない!という知見を元に、成功パターンをメンバーと共に作っていく必要があります。具体と抽象の行き来が必要になりますね。

改めて、今まで記載してきたカスタマーサクセスの役割の一例をまとめると

  • 決まった答えがない中で、顧客にとっての正解を一緒に考え続ける

  • 人事担当者とのやり取りだけでなく、時には経営層や現場メンバーとのコミュニケーションも取る

  • 人や組織における様々な知識や情報を常に学び続けなければならない

  • 人を介在させる方法だけなく、サービス内容をプロダクトに落とし込みスケールさせていく方法を考え必要がある

  • 自分の担当企業のサクセスだけでなく、組織全体のサクセスを、常に頭に置いておくことが重要

というような部分がポイントになってきます。

「お客さんに寄り添って、親身になってサポートしたい!」「高い成果を上げたい!」「自分の実力をつけたい!キャリアアップしたい!」等の部分的なマインドだけだと難しい場面が多く、WevoxのCSチームには、「イキイキと働く人を増やしたい!」等の、自分が信念を持ってエネルギーをかけたいと思える大義のために、お客様から最大限学びきり、できることを最大限実行しようとするメンバーが多いな。と感じています。

先日迎えた20周年に開かれたイベントの風景

最後に

正解が無い中で、苦戦する場面も多い日々ですが、自分達が信じる価値を顧客に届けるため、全力で取り組む仲間たちと毎日楽しく働いています!

そして、タイトルにもある「マネジメントされずとも全員が常に120%の本気を出せたら最高やん」は、果たして達成されているのか?について。

まず、会社と事業のミッションや価値観に強く共感しているメンバーが多く、大事にしたい考え方を実現するための組織・カルチャー・事業・制度・採用などに、一貫性とストーリーがあるので、管理や指示がなくとも、各々判断して勝手に走れるメンバーが多いことを実感しています。

そして、オープンマインドなメンバーが多く、コミュニケーションが圧倒的に楽で建設的です。お互いへの配慮は最大限に持った上で、余計な遠慮なく意見を言い合えるって、なんて素晴らしいんだと実感しています。

そんな環境で本来の自分を取り戻した私は、余計なしがらみを感じることのない状態で、日々本当に楽しく働くことができています。その結果、直近あった嬉しかったことして、前回の社員総会の中での「アトラエらしさ」を体現できた人にスポットライトを当てる項目で表彰していただく機会がありました。

全然嬉しそうな顔してないw(けど嬉しかったです)

ただ、今回選んでもらえたのは、明確な成果を上げたからではなく、日々の顧客や仕事への向き合い方や、チームメンバーとの接し方に対して、一定の評価をしてもらった結果の表彰だったと認識しています。

次は、ただ目の前のことを楽しみながら取り組むだけじゃなく、自分含め一人ひとりのレベルを上げて、圧倒的な価値の創出ができる、強い個人・強いチーム作りにチャレンジしていきたいと考えています。

そんなアトラエの未来を一緒に創る仲間を募集しています!ここまで読んでいただき、話を聞いてみても良いかな〜と思って下さった方、是非ご連絡お待ちしております!


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