木村 万葉

昔から書くことが好きだけど、あまり長続きしません。 好きなものが多い人生。 アイドル/…

木村 万葉

昔から書くことが好きだけど、あまり長続きしません。 好きなものが多い人生。 アイドル/エッセイ/美術/落語/講談/マロンクリーム

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  • 娘のはなし

    娘との生活を長文で書きます

  • 夫婦で本の交換会

    夫婦で本の交換会をした記録です

  • 体質改善2020

    人生最後のダイエット

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アイドルヲタクというアイデンティティ

「社会人になってやたらと出身大学の名前を出すのは恥ずかしい」というインターネットの与太話を信じた私は、入社式の自己紹介トップバッターを務めることになり、意気揚々と「好きなものは丸型郵便ポストと女性アイドルです!」と発言してしまい、社内をざわつかせることに成功した。 女性アイドルヲタクを自称するようになったのは大学3年生ごろだったと思う。根がミーハーなのでTwitterやニコニコ動画が生活の一部だった私は、流行りに乗ってももいろクローバーZの動画を見る程度のライトなファンだっ

    • 【1年ぶり2度目】31歳女、急性虫垂炎で緊急入院する。

      あけましておめでとうございます。2024年とはなんという年なのかと、人一倍感受性豊かな私は、暗い気持ちでお正月を終え、それでも元気に1月4日からそこそこ満員の電車に揺られて仕事に勤しんでいたのだが。1月5日に、職場近くの総合病院にて急性虫垂炎の緊急手術を受けることになった。 いま読んでも臨場感に溢れていて我ながら面白い記事だと思っているのだが、まさか年イチの連載企画だったとは(?)。驚愕である。 実をいうと、11月中旬からじわじわと体調不良を感じていて、二週間おきぐらいの

      • 渾身の記事が紹介されてた〜!嬉しい!!ありがとうございます!!! https://note.com/kokugakuin_univ/n/n873f5dee73f1

        • 母歴5年

          7月9日は娘の誕生日である。続けてるとも言えないこのnoteを始めたばかりのときに2歳になった娘は、5歳になった。 5歳。ついにうまれて5年も経ったのである。娘が5歳というのも驚くが、自分が母になって5年経ったということに、5回めとなる今回の誕生日でいちばん感慨深い思いを抱いている。 とはいえ、今回の誕生日がいちばん心の準備が疎かになってしまったかもしれない。今年のはじめに2回目の転職をした私は、できるかぎり仕事で挑戦できるように夫と娘に協力してもらっていて、特に月初の一

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        記事

          第6回・夫婦で本の交換会を開催しました

          今年もこの季節がやってきた。1月うまれの夫と2月うまれの私の合同誕生日イベント・夫婦で本の交換会である。 結婚記念日(7月)と誕生日(1月or2月)の年に2回行われるこのイベントでは、そこそこ読書好きの私たち夫婦が、予算とテーマを決めて互いに本を贈り合っている。これまでに贈ってもらった本を容赦なく積み上げている私であるが、今回も予定通り開催した。我が家には積読が悪だという概念は存在していない。 互いに31歳になった今年のテーマは、次の本から引用した。 最近すこし占星術に

          第6回・夫婦で本の交換会を開催しました

          【悲報】体外衝撃波結石破砕術、ちゃんと痛いじゃないか。

          ※個人差のある話だが。 先日投稿したように、2022年末に尿管結石からの腎盂腎炎で緊急入院し、なんとか退院できたものの先延ばしになっていた結石の除去手術が、先日ようやく完了した。 だいたい5mmを超えると自然と出てこないだろうと言われているらしく、推定9mmでいびつなかたちと言われたマイ結石は、結果的に下がってきてはいたものの自力で出てくることはなく、めでたく手術を受けることになった。 30年間大きな病気もなく、手術を経験したことのなかった私は、正直ちょっとワクワクして

          【悲報】体外衝撃波結石破砕術、ちゃんと痛いじゃないか。

          30歳女、尿管結石からの腎盂腎炎で緊急入院する。

          2022年12月20日(火)、仲良しの後輩と映画を観たあとに食べたカルパッチョの油に胃がもたれるような感覚があって、遅い時間の帰宅だったが、いそいで米と味噌汁を食べて寝た。翌朝もまだすこし気持ちが悪かったので、胃薬を飲んで、最低限の朝の支度を一通り済ませてから、夫に断って布団で少し横になった。夫と娘が出発してからのっそりと起き上がって、ゆっくりと化粧を済ませていつも通りに仕事開始。昼頃には胃もたれは気にならなくなっていたので、なにかUberして食べたいなと思い、思い出のハンバ

          30歳女、尿管結石からの腎盂腎炎で緊急入院する。

          4歳の娘と、はじめての国立西洋美術館。

          『海のアトリエ』という絵本がある。どうやら多くの賞を受賞していて、なかでも『Bunkamuraドゥマゴ文学賞』という文学賞にいたっては31回目にして初めて絵本が受賞したという、とてつもない本らしい。 4歳になった娘の寝る前のルーティンは相変わらず絵本の読み聞かせで、親の体力と娘の希望を折り合わせて「短めの本3冊」「遊べる要素のある本1冊」「壮大な物語は1章だけ」など日々攻防が繰り広げられているが、『海のアトリエ』はその中でなかなかの強敵である。なんといっても絵本なのに漢字が

          4歳の娘と、はじめての国立西洋美術館。

          第5回・夫婦で本の交換会を開催しました(おまけに幻の第3回)

          一部の知り合いに好評の「夫婦で本の交換会」の季節がやってきた。 冬生まれの私たち夫婦は、夏に記念日をつくろうという目的で7月に入籍した。できるだけ忘れない日が良いという理由で、結婚記念日ランキング第2位の7月7日を選んだ。そういうわけで、この「夫婦で本の交換会」は誕生日の冬と結婚記念日の夏の年2回開催となっている。隙あらば本を買いたい。そういうことである。 この交換会の趣旨は「お互いに自分では買わないだろうけど、刺さる本をプレゼントする」ことであるが、それに加えて毎回テー

          第5回・夫婦で本の交換会を開催しました(おまけに幻の第3回)

          娘(3歳10ヶ月)の撮る写真がエモい。

          だいぶ前にこういう記事を書いた。 あれからすぐにキッズカメラを娘にプレゼントして、娘はお出かけのときは必ずカメラを持ち歩くように……はさすがになっていないけど、写真撮る機会があるだろうと親が予想できるときには持ち歩いて、娘もよく写真を撮っている。これが今日の写真。 いや、花の写真うますぎない?(親バカ) 私が花の写真が好きなのもあると思うのだけど、特に最後の写真なんて傑作だと思う(真剣) 私は娘が写真を撮っている姿が好きで、何枚も撮っている。軸がぶれないように寄りかかっ

          娘(3歳10ヶ月)の撮る写真がエモい。

          「好きだ」というだけじゃ伝わらない。

          誰が見てるかわからないけど、せっかくなのでnoteぽく仕事のことを書いてみる。 一年かそれ以上前からか、経理の仕事が「好きだ」と敢えて口にするようにしていた。それは自分の中のちょっとしたもやもやとか引っかかりとか、そういうものを晴らそうとする少しばかりの抵抗のようなもので、そうせずにはいられなかったのは確かなんだけど、どうしてそうしたかったのか、今でも明確にはわからないのである。本人がそんな風にしか捉えられないのだから、周りに伝わるはずもなく、私が「経理の仕事が好き」だと主

          「好きだ」というだけじゃ伝わらない。

          私は「空間を共有すること」ヲタクなのかもしれない

          そのときの衝撃はいまだに忘れられない。日曜の夕方に何気なく見ていた国民的テレビ番組・笑点の演芸コーナーで現れたその人が披露した「講談」という初めて見る伝統芸能に、私は心を鷲掴みにされた。基本的にミーハーで芸能的なものは一通り好きなので、それまでもなんどか「落語」にハマろうとしたことがあった。でもなんだかしっくりこなくて、自分にはそれに心酔できる才能はないのだと、どこかで諦めていた。 それから神田松之丞改め6代目神田伯山という人は私の人生の一部に……なれば綺麗なのだが、当時妊

          私は「空間を共有すること」ヲタクなのかもしれない

          第4回・夫婦で本の交換会を開催しました

          昨年やってみて我が家の中で好評だった本の交換会をまた今年もやってみた。正確にいうと7月の結婚記念日のときにも行なっているのだが、私の怠惰でnoteに載せていないため、第2回の次が第4回という気持ちの悪い感じになっている。しかもいつかは第3回も公開しようと思っているのだから、我ながらどうかしている。ただ、つい先ほど交換会を終えたばかりで、勢いのままこの記事をつくっているので、どうしても先に誕生日交換会の方を先に残しておきたい。どうかお許しを(そんな高いモチベーションで読んでいる

          第4回・夫婦で本の交換会を開催しました

          絵本の原画展が好きだ。

          学生の頃、教授が招待券をくれたので板橋区立美術館の『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』に行った。板美では毎年ボローニャで行われる絵本原画の国際コンクールの入選作品を展示している。素人の私からすれば「プロと限らない絵本作家の原画かぁ…」なんて生意気なことを思っていたのだけど、結局学生時代に何個も行った展覧会の中で、会場の雰囲気や感じたことを覚えている数少ないひとつとなっている。 それから、美術館の魅力を人に伝えるときに「実物の持つ力ってすごい」ということを話している。作品自

          絵本の原画展が好きだ。

          娘(2歳半)が撮った写真がエモい。

          令和を生きる2歳半の娘はデジタルネイティブである。最近はいっちょまえに裏ピースのようなポーズを覚えて、写真を撮ろうとすると必ずそれをするのが愛らしい。そんな娘がついに覚えてしまった。スマホのカメラ機能を。 少し前からカメラを撮ることに興味を持ち始めた娘。最初はインカメラで自分を撮ってはニヤニヤしていたのだが、ついにアウトカメラで写真を撮り始めた。これが……良いのである。子どもが撮った写真は良いと噂には聞いていたけど、これほどとは。ということでせっかくなので記録に残す。もちろ

          娘(2歳半)が撮った写真がエモい。

          第2回・夫婦で本の交換会を開催しました

          私と夫の誕生日は一ヶ月違いである。お互いに冬生まれなので、クリスマスに誕生日と冬は何かとお祝いごとが多い。私はもともと人に何かをあげるのがとても好きなタイプなのではあるけれど、それは「相手を喜ばせたい」という気持ちより「自分があげたい」という気持ちが強いことが多くて、敢えて実用性のないものを選んでしまう傾向がある。夫も決して察しが良いタイプではなく、愛情のこもったプレゼントが嬉しいという人間でもないので、このプレゼントハイシーズンは、私たち夫婦にとってなかなかにめんど・・・い

          第2回・夫婦で本の交換会を開催しました