作ったものを否定されるより、批評される方が受け止めにくい。
作品を好き嫌いではなく、分析されてしまうと受け止めきれないことがある。
好き嫌いであれば個人の主観であり、好みの問題なので、そういう意見もあるな、と思って受け流せたり、納得できたりする場面も多い。もちろん、全否定は悲しい気持ちになるが、それも好みだから仕方ない。
しかし、批評となると話しは変わってくる。
好みはほとんど排除された状態で、ある種の正しさを孕んだ言葉たちが私に飛んでくる。
「こうするべき」「構成が甘い」「流れ的にこうはならない」
その全ては、正しい。
指摘された点を直せばきっとよくなるだろう。
わかっている。わかってはいるし、修正する。
でも、心は否定よりも抉られていく。原因はわからない。
どこまでも全否定された方が楽だと思う、私が天邪鬼なのだろうか。関係を断ってしまった方が楽だと思っているからだろうか。
いずれにせよ、現時点で批評を受け入れる心がない。
いつか、受け入れられるだろうか。
この人たちの優しさを。
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