同期がなんだか桑野さんに似てるんです。わたしとは会うたびに喧嘩になります。ということで、Netflixでまだ結婚できない男を一気見しました。
　今回もだらだら感想です。

　前作をあまりよく覚えていないのですが、強烈な印象を残したのが、少しキッチンが汚れているからといって、作業台全部を丸洗いしてしまったシーンです。ついでに、ドラゴン桜ではお腹がぐーぐーなりながら、阿部寛さんがカップラーメンを作ったいたシーンがいつもセットで思い出されるのですが、この振り幅、役者さんはすごいっていつも考えてしまいます。
　あとは1人ビアガーデンを楽しんでいるところを、建築事務所の仲間に見られてドン引きされるシーンとか前作の中では印象的でした…わたしもおひとり様なので、1人〇〇対決をしようと意気込んでいましたが、今回は、そんなシーンが、ないぞ？？

　もう少し桑野さんの偏屈シーンと、もっといえばみんなの偏屈な桑野さんに困りつつも仕事はすごい桑野さんだから尊敬しています、というシーンが欲しかったです。
　だってただの偏屈だと、桑野さんの事務所からいなくなっちゃうじゃないですか。
　こういうドラマが好きな点は、何年経ってもこの人たちはこんな感じなんだろうなって思い、心が励まされる所なんです。このドラマは特に、喧嘩したり出会いと別れを繰り返して少しずつ歳をとって考えていくことが人生だと、初回から最終回を比べて、桑野さんが結婚というゴールに辿り着かなくても、人生とはそんなものだというメッセージだと思います。殺人犯もいない、勇者も魔王もいない世界での物語は、こういうオチで良いんだと、わたしは思うんです。