私を救ってくれた当時4歳の娘


#子どもに教えられたこと

私には3人の娘がいます。当時、上の子が4歳、下の双子が1歳。私は完全に育児疲れのピーク。下の子達はとても育てずらいと感じていた私。上の子に比べても一人一人がとてつもなく手がかかるし、上の子とのような母子の信頼関係を築く事が出来ないことに途方にくれていました。

毎日朝が来るのが怖い。と思っていた当時の私。一日が始まるのが怖い…旦那は会社に行って夜の8時位まで帰ってこないし、ワンオペ育児がつら過ぎると思っていました。そんな私の毎日の目標は笑顔で上の子を幼稚園に送り迎えする。3人の子供達が良く食べ、元気に一日を過ごしてくれたらそれで全てよし⭕️

それでも日中は座る暇なし、ご飯もゆっくり食べる暇なく、白米を多めに炊いて、ふりかけをかけて白米ばかり食べていました。双子が同時に昼寝をするなんて奇跡はほぼ起こらず、バタバタしているうちに気がつけば幼稚園のお迎え時間に。。もちろん、たまにスーパーに双子を連れて行くだけでも必死な作業。お出かけには気合いを入れないとくじけそうになる日々。

ある日、このまま双子と3人でいなくなっちゃいたいと思ってしまった私。双子は一日中泣くわ、わめくわ、髪の毛ひっぱるわ、私によじ登るわ、引っ掻くわ、噛むわ、夜も寝ない。そして母子関係も上手く作れていない。名前呼んでも反応しないし、目も合わない。後に3歳になった時に一卵性の双子は自閉症と診断されました。
嘘でも良いから子供達の前では笑っていた私、でも心の中では現実から逃げ出したいばかり考えていました。そんな時、上の子の純粋過ぎる心は私の心の奥底を見抜き、突然、ママ、私を産んでくれてありがとう。私に双子の妹を産んでくれてありがとう。私は妹達が大好き、ママも大好きだよと言われました。(ちなみに私はその頃、自分の母親にさえ、産んでくれてありがとう。とまだ言えてなかったのに。情けない。)4歳の上の子も顔や腕を双子に引っ掻かれたり、噛まれたりで身体に傷がちらほらあったのに。何故そんな感謝が私に言えるんだろうと言葉には出来ない感謝と現実逃避をしている場合じゃないと気がついた私。私は愛している子供達を一生懸命育てなくてはと、前だけを向こうと思いました。

今はすっかり思春期を迎えて私の言うことも半分聞いてないような態度の時もあるけれど、苦しい時に私の心を救ってくれた存在にはいつも感謝しかない。子供の鋭く愛溢れる一言は私の心を強くしてくれた。本当にありがとう!!


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