自分の武器や強みがわからなかったり、自分の「適所」「跳ね方」がわからなかったり。

正解がわからないなかでもがいた時、まずは自分の軸足を置いたその場所で、目の前の人を全力で喜ばせるために力を尽くして命を燃やせばいい。

YouTubeで上がってきた去年あったらしい【狼煙】公演を見てそう感じさせられた。

Aぇgroupも、Lilかんさいも、これから関西ジャニーズを引っ張っていく存在だけど、「そこ（関西）から飛び出してデビューしてやる」「自分達を世の中に認めさせる」そんな気概があった。

命を燃やしてるなぁ、と思ったのは、笑顔のパフォーマンスにも、ただ「自分達が楽しい！」じゃなく、「楽しませよう」という意識が滲んでいたからだ。
ギラついた選曲はわかりやすい。自分達の野心が歌や表情に乗りやすい。もう、明らかに命燃やしてた。特にAぇはこのあたりが本当に伝わりやすいパフォーマンスをする。だから、私はAぇのステージパフォーマンスは結構好きで追うこともある。

だけど、これは特にLilかんさいに思ったことだけど、自分達も楽しそうでありながら、「楽しませなきゃ！」ではなく、演者として「楽しんでほしい」「楽しませよう」が、ある種余裕を持って感じられるのは、彼らのステージが上がったからだろうと思う。

YouTubeやバラエティー番組、トークに演技。歌やダンス以外で、彼らが求められることは多い。
YouTubeだけをとっても、バラエティー力、コメント力、立ち回り、回す力、企画力、本当に数え出したらキリがないほどのものが求められて、鍛えておきたい力はたくさんあるように思う。

それは私たちの仕事でもきっと同じで、ある程度マルチな能力が求められることは多い。
専門的なことは当たり前にできて、それに加えて処理力や立ち回り力、実行力にリーダーシップ、etc.。
周りの結果を出している人を見れば、「何が足りない？」を探して、「何か武器を」と焦ってしまう。

たしかに、急にバッターボックスに入るチャンスが来た時、何もなしでは結果を出せない。
バッターボックスで使える武器は必要だ。それで人生が変わることもある。爪や牙は研いでおく必要がある。

だけど、ジャニーズはアイドルだ。
その軸足はステージのライブにこそある。
わたしたちの仕事には、それぞれ基盤として求められる分野がある。
軸足はそこにある。その軸足を蔑ろにして、何がプラスαだろうか。

関西Jr.を見て、彼らの最大の武器と魅力はここにある。

この、命を燃やして生きる、夢を掴むと決めて立つ、このステージを生み出す瞬間にある。

そう感じさせられたし、それなら私たちの武器だって、そこから見つけ出せる。

そんな刺激をもらった。

ありがとう関西ジャニーズJr.☺️