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眉の正解いつまで経ってもわからないけど眉にいくら使う?

眉毛を自分でキレイに描けるようになるなら、私は喜んで美容の専門学校に行く。
心からそう思うほどに、眉は大事なパーツだと思っている。生まれ持った目の形や輪郭は、それこそメスを入れないと変えられないけれど、眉は描き方と整え方で垢抜け感が全然違う。

今はYouTuberで本も出版しているかじえりのメイクレッスンに行ったことがある。
そこで眉の描き方を習い、1ヶ月くらいはそのスキルもキープできた。それこそ人から指摘されるほどに印象も変わった。

だが、伸びる毛の力には勝てなかった。リードとなる輪郭を、少しずつぼかされて「ベストな形」がわからなくなった。
きっとプロには見えるのだ。あるべき形が、化石を発掘するかの如く。私はまだその域には到達できない。

かつて「ゴッドハンドの輝」という漫画で、主人公が課題と称されてあるレントゲン写真とにらめっこしていた。病変を探す課題だったが、それがどこにも見つからない。
結局それは健康な状態の臓器であり、病変など存在しなかった。主人公は指導医に怒りを露わにするが、それは病変が小さな臓器のレントゲンを見過ぎた結果正常な状態がわからなくなっており、病変に気付けなくなっていた主人公に、あるべき姿を刷り込むという狙いだった。

わたしの骨格に似合う「あるべき姿の眉」も、レントゲンよろしく凝視し続ければわかるのか。ただ、わたしの骨格に似合うあるべき眉の正解も時とともに変わる。ゆえに、どれほど眉の正解を凝視しようと応用ができない。
だから結果としてプロにお金を払いやってもらうわけだが、こうして自分にできないことをプロにお金を払える生活も、今の生活あればこそだ。
「3000円の使い方」という、原田ひ香さんの小説があるけれど、私は眉のワックスカットに3000円を支払っている。そこで技術とトキメキを買っている。

この価値観は、多分働く独り身女性には共感してもらえるところもあると思うんだけど、果たしてどうなんだろう?

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