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平凡に生きたいだけなのに

わたしはいつも自分から、
いばらの道を選択してしまう癖がある。

好奇心が旺盛で、
これもやってみたい!あれもやってみたい!と、
あらゆるものにどんどんと飛びついてしまう。

みんなは3年生になったら就活をして、
就職先が決まって、企業に勤めて、
というレールになんなく乗れている。

でもわたしは自分の中で納得できず、
休学をするという道を選択した。

自分のしたいと思ったことを大切にしたい
自分の気持ちに正直に生きたい

この気持ちが強すぎるあまり、
いつもいばらの道を選択してしまう。

こうなってくるとわたしは
世の中の”ふつう”から外れることになり、
周りからはなんとなく興味を持たれる存在になる。

休学中は日本の様々な地方を訪れて、
いろいろな人と出会って交流して、
それがただ楽しくて、
やりたくてやっているだけだった。

でもいつからか、

「地方で何をしてきたの?」
「本当にすごい」
「これからまたどこか行くの?」

などと興味津々で聞かれると、
こころがざわつくことがある。

わたしはもっとふつうに生きたいのに、
ふつう以外を期待されることがくるしい。

世の中のレールに沿って生きていたい
と思う時もあるのに、
それができないことが
苦しくてたまらなくなる時がある。

何か人とはちがう、
すごい道を歩んでいくのではないか

そんな周りからの期待に応えようといろいろ頑張っている自分もいるのかもしれないなと、最近は思う。

休学をして色々周り、
やってみたいかもということが
少しずつ見えてきた気がした。

でも、最近は何がしたいのかわからない。

きっとそれは、
周りからの期待や自分の中での願望とか、
いろんなことが心の中でぐるぐるぐるぐる
しているからなのだと思う。

周りの人はみんな大企業に就職している人が多く、でもわたしは休学して色々やっているから、大企業に入るよりも何か別の道ですごいことをしそう、休学してこれから何をするんだろう、といった期待の目を向けられている気がしてしまう。

これはほんとうに単なる思い過ごしなのかもしれないけれど、わたしはただやりたくてやっていることを「すごいね、本当にすごい。」と言われる度に、何かすごいことをやらないと、と無意識のうちになってしまっている自分がいるのも事実。

自分は平凡に生きたいだけなのに、
それ以上の期待の目を向けられてしまう。

なんて生きにくい世の中なんだろう。

何かすごいことを成し遂げたい、
企業に入ってバリバリ稼ぎたい、
などといった願望はさらさらない

それでも親からは大企業を勧められたり、
周りが本当にすごい人たちばかりだから、
そのプレッシャーもある。

この大学を出たのに、その道はもったいなくない?
そんなふうに言われてしまうのも、
怖いと感じてしまう自分もいる。

ああ、自分めんどくさいよお。。

とりあえず、ただ平凡に生きたいだけなのに
あえていばらの道を選んでしまう自分も、
周りからの何かすごいことをしそうだなという期待の目も、
ぜんぶぜんぶ嫌になってしまっている最近である。

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