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自分をさらけ出し、地域の「火種」に想いを灯し、大きく育てたい

TABIPPO主催のトラベルクリエイターコース、POOLOJOBの二期生であるたくろーさん。
これまでに日本・海外含め様々な地域に行き、さらに「地域おこし協力隊」として地域創生に関わってきました。たくろーさんがプロフィールに掲げるキャッチコピー「地域の火種を探しつなぐ」に込めた地域活性化への想いや今後の思い描く姿について語っていただきました。
 

地域おこしで見つけた、情熱の火種

 
たくろーさんは、現在はフリーランスとしてイベント企画を行ったり、コミュニティ運営に関わったりと幅広い活動をしています。
 
これまでに「異文化や環境、さまざまな価値観を持つ人に触れることで、視野を広げたい」との想いから、日本各地や世界一周の旅を経験してきました。
※たくろーさんの旅行記はこちら→

 
新しい世界を見る中で、まだまだ世の中には知られていない魅力を持った場所がたくさんあることを体感したたくろーさん。
より深く地域のいいところを掘り下げていきたいという想いが湧き上がってきたと話してくれました。
 
そこで行政が募集していた「地域おこし協力隊」として1年間秋田県に移住。温泉旅館施設の活性化に関わり、地元の人が気づいていないような魅力を外部からの視点で伝える活動をしていました。

活性化に貢献した温泉宿泊施設


具体的には、「こどもの日のイベント、レストランの新メニュー紹介など様々なイベントを行っても施設がなかなか思うように知られていかなかったのです。そこで、初歩的なことかもしれませんがInstagramを立ち上げました」とたくろーさん。Instagramの運用に携わり、季節のイベントなどの情報発信を行っていきました。
 
印象に残っているのは、関わっている温泉旅館で、かまくらの中で熱々のお鍋を食べるイベントを開催したこと。地元の人からは「雪の中で食事をするなんて、何がそんなにいいの?」という声もありました。ですが、実際にやってみると県外からの観光客の方に楽しんでもらえたことはもちろん、地元の方にとっても自分の住んでいる地域の魅力を再発見できて喜んでもらえたそうです。

雪国ならではの、かまくら体験

「地元の人にとっては当たり前の風景やものごとでも、別の人から見ると魅力あるものに見えるものはたくさんある。そういう小さな火種にさらに火を灯してどんどん大きく燃え上がらせていきたい」
 
地域おこし隊の経験を通じて、たくろーさんの想いが確固たるものに変わりました。今ではプロフィールにも「地域の火種を探し探しつなぐ」というキャッチコピーが入っています。

POOLO JOBで武器を手にしたい

  
たくろーさんは秋田県での地域おこし協力隊としてやりがいを感じながらも「協力隊とは別の形で外から関わるほうが、より自分らしさを活かした貢献ができるのでは」と考えるようになりました。
 
今度は、個人として地域に戻り、自分の思い描くビジョンで地域貢献を行っていこうと考えています。そこで「自分の価値を分かりやすく伝える武器が欲しい」と考えるようになったたくろーさん。
 
「イベント企画やコミュニティの運営ができると言っても、地域の人にその価値がピンとこないこともあります。今すぐに必要とされるかどうかは分からない。地域の魅力を伝える記事を書けるライティング力や情報発信力があれば、すぐに貢献できると思いました」
 
そんなたくろーさんにとって、POOLO JOBはまさに必要なスキルが学べる場所。自分の武器を作るために参加を決めました。

いい文章を書くには、自分をさらけださなければ!

「自分をさらけだすことは、ライティングにおいても今後の人生においても乗り越える壁だと思います」と語ってくれたたくろーさん。
 
ライティングには色々な側面があります。
まずは、インタビューをする前に行う取材者探しやアポ取りのコミュニケーション。
自分が書きたい記事を周りに伝えていると、人づてに紹介があるかもしれません。
 
次にインタビュー。
まずは依頼者から自己開示をしないとインタビュイーの方とも話が弾まず、おもしろいエピソードがあっても引き出せずに終わってしまうことがあるかもしれません。
 
たくろーさんは今まで自分の自己開示には「想いが乗り切らなかった」そうです。「だからインタビューに関わらず、深いところでコミュニケーションが取れないことがあった」と振り返ります。
 
そして、文章の作成。
自己表現が苦手だったので、それが文章にもあらわれてしまったと言います。「書きたい気持ちはあるのに、自分の想いを表現することに抵抗があり、踏み込んだことまで書けずにいました」とのこと。
 
そんなたくろーさんは、自分を出していかないとチャンスを逃してしまうことも痛感していました。例えば、ライターの募集がかかっても「自分はまだそこまで出来ないし、未熟な自分をさらけ出せない……」と手を挙げることはしませんでした。
 
「だからこそ、これからは様々なことに挑戦していきたい!」とたくろーさん。POOLO JOBは挑戦の1つでもあります。
 

今後の目指す姿


これからは、地域おこしで関わった秋田県や地元の埼玉県の「火種(隠れた魅力)」をたくろーさんの視点で伝えていきたいと語ってくれました。
 
そして目標とする「地域の火種を探してつなぐ」ためには自分をさらけ出して、地域に深く入り込むことがカギになります。さっそく自分の殻を破って、面白い取り組みをしている人に取材のアポを取ろうと考えているたくろーさん。すでに1件、取材の約束を取り付けてきたそうです。
 
たくろーさんだからこそ見つけられる地域の魅力がある。そこにたくろーさんの熱い想いが乗った、これからの記事を楽しみにしています。
 


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