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人を許すと世界が変わる!自分が変わる!

人を許すと聞いてどう思いますか?

許すってあれですよ。まだ怒っているのに大人ぶって
「だってしょうがないし。」
「もう言ったってしょうがないから私が大人になるしかないじゃない!」
「もう終わったことだし!」
という、鼻をつまんでいるみたいな感じの「許しもどき」ではないですよ!


昨日の記事で、俯瞰してものごとを見れるようになると、誰も悪者にしないで済むんですよ、という話を書いたのですが、「人を許す」という少しハードなステップがあることが抜けていました。


なので今日は「人を許すこと」について書いてみたいと思います。 

(昨日の記事は、こちらです。https://note.com/mayukoroom/n/n18b1a7e66025)


「許しもどき」の時のように上から目線な態度の時って実は本当には許せていなくて、時間とともになんとなく風化させているだけだったりします。


内側に溜めた怒りは何かの拍子に思い出してイライラしたり、ほかのものにすり替わって出てきたりします。


本当に許せた時は、その話題に触れても気にならなくなります。
そんなこともあったねーと、笑い話にできたりとかね。


私は男尊女卑の大嫌いな上司を好きになろうとしたことがあります。結果的に好きにはなりませんでしたが、「嫌いだけど、まぁこういう人がいてもいいか!」と、許せました。


許せてからは、ゆるキャラ扱いでして、相変わらずの男尊女卑発言も「また言ってるー」「はいはい」と、相手にせず流すようになり、気にならなくなりました。


この時やったことってね、
①「上司を嫌っている自分を許す」と
②「その人のストーリーを感じて共感ポイントを探す」でした。


まずひとつめから。 
嫌っている自分を許すのってちょっと大変なんですよね。


当時契約社員だったんですが、私は彼の発したこんなフレーズに激怒しました。


「あべさんには正社員がやっているみたいな難易度の高い仕事は無理でしょう?」


いま聞いてもひどいなぁー。。
秘書業務みたいなのも、すごくスピーディーにセンス良くこなしてたはずなんだけど。


暗に「あなたのやっている仕事は大したことない」とか
「契約社員は正社員より能力が低い」とか言われている気分になって
「人としての価値がない」と言われた気がするほどの衝撃でした。


私は黙っていないタイプなので言い返しましたけど(笑)内心色々傷ついてしまってねー。自分を否定する考えが頭の中で止まりませんでした。


今考えると、傷つくようなことを言う人のことは、普通に嫌っていいんですけどね。


だって、そんな配慮のない発言してたら嫌われるの当たり前ですよね?


自分のことになると、フェアに見れなくなるのが人間なのです。
自己否定モードから抜け出すために、フェアに見てくれそうな人に話を聞いてもらって「ひどい!!」と思うのは当然なんだ、ということを認識させていきました。


あの時同じ話を何度も聞いてくれた母や、部長には感謝です。


自分が嫌うのも無理はない。
嫌いで良いんだ!
もう大っ嫌い!!


そんな感じで、上司を嫌いな自分を感じて、あえて毎日どれだけ嫌いかを感じていきました。
(にらんだり、軽蔑した態度も出したりもした・・・笑)


そうするとね、ある時ふっと落ち着いたのですねー^^


「嫌っていい」と許可して、すきなだけ嫌うと、なんか晴れるんです。


私を苦しめていたのは「私は人を嫌うような心の狭い人間なのかしら?」という、自分への変な期待とか、落胆する気持ちだったのかもしれません。


そんなもんだよね、そんなにできた人間じゃないよ、嫌いなものくらいあるよ、って、勝手に描いていた理想の自分を諦められたとき、フッと楽になったのです。


そして、二つ目のステップの「相手のストーリーを感じて共感ポイントを見つける」


嫌いでいいや!と決めて余裕ができた頃、たまたまですがその上司の後輩とお酒を飲む機会があったのです。


そこで、その嫌いな上司の話題になりましてね、彼がなぜ今の彼であるかの理由の一端を耳にしました。


上司が若い頃にいた九州は社員教育が厳しく軍隊のような組織で、個性を出すと飛ばされる、目を付けられるという雰囲気だったそうで、無難にやるとか、むだに目立たない、上司を立てる、というところを求められたそうなのです。

しかも彼は結婚が早く、辛くても仕事を辞めるわけにいかない状況だったそうです。


自分の感情、感覚を捨てないと昇進できない環境だったんですね。それなのに、その頃は社長も外人で個性や新しいやり方を求められる。


時代の変化とともに求められるものが急に変わって、混乱しますよね。 


その状況を想像したとき、
「あーなんか、この人がこうなっちゃうの分かるなー」と思えたのですよね。


そして九州では出会ったことがない、少々エキセントリックな私のような部下のことは、さぞかし扱い方が分からないことでしょう・・・と、同情しました(笑)


それで、なんか許せてしまって、ちょっとだけ「嫌いすぎてごめんね」みたいな気持ちが出てきたのです。


人を許せるようになると、ストレスが減ってすっごく楽ですよ!
世界を見る目がすごーく明るくなります。
自分を見る目も変わって自己肯定感が上がります。


鼻をつまんでいるみたいな、大人ぶった「許しもどき」からは早めに卒業してしまいましょう!


人を許して、楽―に生きていきたい方はぜひ、体験セッションにお越しください!2時間5,500円でやっています☺

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