有無能力

この国は、二つに分けられた。

普通の人間が住む国とそして能力者が住む国の二つだ。

能力者の国は良い待遇だそうだ。能力のない俺には全く関係ないんだがな。

「おい、なにしてる。休憩時間は終わるぞ。」

「あ、すいません。」

俺には夢がある。それは能力者をぶっ倒すことだ。

ここでいろんな疑問が出たと思う。

まず第一にお前はガキか。と思っただろう。
それへの答えはYESだ。俺は18のガキだ。それも頭の悪いガキだ。力が強いやつがカッコいいという考えだから頭が悪いと思われても仕方ないと思う。

そして二つ目になんで能力者を倒したいんだ?だと思う。
それに関しては二つ理由がある。

一つ目は結論から言うと能力者は無能力者と仲が悪い。
まぁ能力者が良い待遇と聞いたことで妬んでるやつが多いっていう感じだ。俺もその一人。だから倒してやって無能力でも優秀なやつはいるんだと証明して見せる。

そして二つ目は、俺の兄貴が能力者だからだ。兄貴は相当優秀な能力者で能力者は家で兄だけだったため家族からも愛されていた。兄貴より弟が優遇されると言うあるあるが存在するが家では逆だった。

だから俺は能力者を絶対に

「ぶっ倒す!!!」

「おい!いい加減にしろ!!」

「あ、ごめんなさい!」


数時間後

学校が終わった。
まずは仲間集めが大事か。能力者を特に妬んでいる奴を探そう…




「…俺はやんないよ。」

「なあー、頼むって。」

「確かに能力者の高待遇には嫉妬しているが、無能な俺らが戦いに出ても勝てないだろ。」

「それは分かってるけど」

「無能が有能に勝てるかどうかなんてやらなくたって分かるさ。悪いけど負け戦にわざわざ参加するほどアホじゃないんだ俺は」

「…そうか。」

「それが分かったら他を当たってくれ」

俺はこの時、あっさり思い付いた。

「いや、来て貰う。」

「だから嫌…」

「良い方法を思い付いたんだよ!俺一人じゃ無理だから頭の良いお前に頼むしかないんだ!頭の回転なら有能力者も無能力者も関係ないし!」

「…仮にいくとしてなにするんだよ。」

「どっかの国の王の言葉を知ってるか?」

「なんだ急に。」

「目には目を歯には歯を…能力者には能力者だよ…!」

「え、能力者を味方に付けるみたいなこと考えてる?」

「そう!」

「そんな上手く行くか?」

「やるしかねぇって!」


ここから能力者を倒す冒険が始まる…?








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