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「真竹協奏曲」

筍は春が旬だと思っていませんか?

お山生活をすると、山持ちはたくさんいるので、
立派な筍を分けて頂けます。
実家の京都なら洛西の筍は5000円ほどしますが、
ただです。ありがたい。

しかも「もぉ、もらった?」と
渡す方も気をつかうほど余っています。
行商に行こうかしら?季節労働者、期間限定の働き方って憧れ。
どっと稼いで、あとはだら〜んと暮らす、最高ね。

いや、話を戻そう。
さらに贅沢になり筍より、梅雨時期に採れる「真竹」は格別。
そう、春よりこの梅雨時期の楽しみで待っていました!!
真竹の旬は梅雨です。


ご立派。いらつしやい真竹さんたち。


「真竹」この美味しさに目覚めると、、「筍はちょっと。。」
となります。
まず、茹で真竹だけで塩でお醤油でおさしみのように食べられるほど
柔らかく、苦味がなく、シャキシャキ感がたまらなく好き。
そしてたくさん食べ過ぎても吹き出物がでないのが真竹。。

えっ?筍たくさん食べると必ず口周りに大きいものを作ります私。
どんなにアクを抜いてもね。。
えぐみが強い!!(癖がつよい)春の目覚めをよび起こすのですが、
肌荒れもおこします^^。

お肌にも優しい真竹は実はお山暮らしでも「貴重」です。
真竹ができることを内緒にしてこっそり食べているそうなんです。
お山でも筍のように出回りません!!
それがたまたま幸運にも
娘の同級生のおじいちゃまが分けてくださるのですが、
軽トラで真竹を持ってお家にやって来てちょっと怒っています。

「真竹を盗まれた!!」
「えー。。それは、、どう考えてもご近所さんでは?」
だって素人はどこに真竹がなっているかわからないもの。。
「ロープをはって入らないようにしている。
昨日そろそろ大きくなったと思っていたものが、、
バッサリなくなっている!!動物じゃない、人の足跡も見つけた」。。。。
「だいだい採ったやつの予想はついとる」
大変、、おじぃちゃま。。食べ物の恨みは怖いわ。
あんなに温厚なおじぃちゃまが般若みたいなお顔になっているもの。。

ご近所に真竹を分けたら
沖縄のパイナップル🍍が返ってきた。

連日MTG でやれ集客だ。フロント商品だ。ベネフィットは?
売り上げ目標は?とゴリゴリやり取りしていた私は。。

「日本昔ばなしか?」。。。とおじいちゃまとの
「真竹泥棒」のやりとりにほっこりするのです。
私は季節に寄り添い動植物と生きていきたいな〜と思うのです。

酸欠おこす自前真空。真空パック欲しいと思う瞬間ですが、あえてストロー

「真竹」美味しすぎて朝から大量に茹でて冷凍保存しました。
通販でよくある真空パック器がないので、
普通のジッパー付きビニール袋にいれて、ストローで空気を吸う。
少し酸欠になりながらも、、やりきった達成感が半端ない。
尊敬する料理研究家 有本葉子さんもやっている方法。
旬を楽しみ丁寧に暮らしている満足感も満たしてくれる
私の真竹協奏曲です。

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