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週末お遍路さん(22):修行の高知突入!シーズン2、はじまります!

冬休みとジャネット姉さんのライブを経て、いよいよシーズン2に突入した、私達の週末お遍路さん。今回から「修行の高知」がはじまります。

シーズン1徳島編はこちらに。

四国4県のなかでも最大の面積を誇る高知県。高知県だけで約430kmの道のりを歩かなければならない。ちなみに徳島県は約160kmで23の札所(お寺)を回りますが、急に倍以上の距離を叩きだしてくる。

さすが修行!そして札所の数はたった16!
次の札所まで50kmとか80kmとか90kmとか言い出すもの。
数字だけで修行感表わしてくるもの。

せっかくなら歩きたい気持ちもあるとはいえ、私達は今年中の結願が最優先。なので、シーズン2からは、車遍路になります。

ただし、「一筆書き」はマストにしたい!ということで、徳島最後に訪れた日和佐の街が、今回のスタート地点。

日和佐、いい街すぎて前泊プランも出てくるほどでした。

週末お遍路さんで通いなれた、徳島空港に降り立つのも今回が最後かぁ……と、ちょっと切ない気持ちになりながらも、到着後にレンタカーをピックアップ。

過去、旅友ちゃんと海外ドライブ旅をしてきた私ですが、無免許のため、運転を担当してくれるのは、先輩とOちゃん(ちなみにOちゃん、久しく運転していないとのことで、冬休みの間にドライバー講習を受けくれた)。ドライブ旅と同じく、私の仕事は助手席でのサポート全般。

機材トラブルで徳島空港に1時間ちょっと遅れて昼過ぎに徳島に降り立ち、押し気味のなか、久しぶりの週末お遍路さん開始!

初日の目的地は、高知県室戸岬。
日和佐を経由すると、納経所が空いている17:00までにお寺に行くのは難しい可能性が高いので、高知最初のお参りとなる24番札所・最御崎寺は翌日朝から。初日は移動デーの予定。

高知県って「室戸岬」と「足摺岬」の2つの岬があるけど(高知の下にピヨッとある足みたいなところ)、ごていねいにもこの2つの岬の先にも札所がある。

そして室戸岬は、四国巡礼の旅でもとても重要な場所。
なぜなら、我らの最推し・お大師さまが修行の末、「我、空海!」と法名を得た「御厨人窟」があるのです。

いや、もう、そんなん絶対行きたいじゃん。
絶対行くじゃん。

というわけで、徳島最後に歩いた道をかすめ、「シーズン1:徳島編」のラストをダイジェストでお届けされながら日和佐を目指す。

「この辺、南小松島駅ですよ」
「この道、歩いた道じゃない??」
「え!?じゃぁタッキー(義経像)いる??」
「あ!タッキーいたーーー!」
「そうそう!ここ、道間違えた曲がり角!」

懐かしの南小松島駅で教えてもらった、タッキーこと義経像。相変わらずカッコいい。

「もうちょっとでトイレ借りたダムがあるはず」
「ダム公園って看板出てきた!」
「トイレ借りたのここだーー!!」

歩きでも車でもわいきゃいしつつ、「車ってマジで早いね」と、無事に日和佐に到着。3カ月ぶりの日和佐でちょっと遅めのランチを食べたら、あとはひたすら海岸沿いを走り、御厨人窟と、本日のお宿、最御崎寺の遍路センターに向かうのみ!

日和佐出発前のパワーチャージは厄除けうどん。お餅入り。美味しかった!

しかし、「修行の高知」と言われるだけあって、徳島最後の23番札所から高知最初の24番札所まで、歩くならノンストップで17.5時間の道のり!(高知ってマジで1/3くらいこんな感じ)
でも車だと1.5時間で行けるっていう。なんか、申し訳ないよ。

「修行の高知だけど、こんなんでいいんですかね……」
「Oちゃんは久々の運転で修行みたいなもんやろ」
「ほんと!昔と車が全然違うし!」

というわけで、歩きお遍路さんを抜いていくたびに、車中から「がんばれ!」と声援を送る。飴ちゃんでも持ってきたらよかったね、なんて話してたけど、なんか車遍路が追い抜きざまに「がんばってください!」とか言っても「うるせー!」って気持ちになりそうだし複雑……、なんて感じたり。

曇りだったのが残念だけど、左手に青い太平洋、右手に青々とした山!しかしほんとにいい場所だよねぇ、なんて言ってましたが。
言ってましたが!!!

ちょっと曇ってたのが残念。たぶん、ホントはもっときれい。

ずーーーーーーーーーーっとこの景色!
ずーーーーーーーーーーっとキレイな景色!!
曲がり角すらなく、ただひたすら直進するのみ!!!

いや、これ、マジで私達3人で車だからいいけど、ひとりで歩いてたらホントに辛いと思う。
距離だけじゃなくて、精神的にも修行だと思う。
誰とも話すことなく、ただひたすら歩くのみでしょ?
しかも、移動のみの日があるわけだから、「着いたー!」みたいな達成感も感じられないじゃないですか!

修行の高知、しょっぱなからドSすぎ。


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