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大好きなぴーちゃん♥️

思春期の頃

当時家族の中で
唯一私をちゃんづけで
呼んでくれたのは
ぴーちゃんだった

雛から育てた彼は
私の慰めだった

ある日彼は窓から逃げた

悲しくて悔しくて涙が流れた

すると突然母が泣き出した   
しかも私以上の大声で

私の涙はひっこんだ


お母さんずるいわ
号泣したかったんは
ほんまは私やったのに





ペットを飼ったのはこの時が初めてでした。

雛の時に近所の人から貰ったセキセイインコのぴーちゃん。
羽が生え揃う前から餌をお湯で溶いて私が食べさせていました。

いつの間にか喋るようになり「ぴーちゃん」「おはよう」「○○ちゃん」(私の名前)が言えるようになりました。

それはそれは可愛くていつも私の頭や肩に乗せて遊びました。
クリクリとした黒い目は私の心を癒やしてくれました。

インコは風切り羽を切ると遠くに飛べません。
それを私がつい疎かにしていたため、ある日開けっ放しの窓から逃げてしまいました。
窓は開けてたのは弟でした。

私は悔しいやら、腹が立つやら、悲しいしやら、寂しいやら…
もう色んな感情が混ぜこぜに渦巻いて泣き出しました。
するとそばにいた母が私以上に泣き始めたのです。

えぇ〜大の大人がこんなに泣く〜?

私はひいてしまい、もう泣けなくなりました。

母に対し
なんてこの人は幼い人なんだ。
と思いました。

本当に泣きたかったのは私なのに…。


この場を借りてその思いを解き放させて貰いました。

あの日逃げたぴーちゃん。
猫とかに襲われたりしないで、どこかで人間に拾われたと思うことにします。



読んでくれてありがとう。
出会えたご縁に感謝します。

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