見出し画像

80代になる父の終活。着ない服が“洋服の青山”の割引券になった!

私の帰省のタイミングで父が少ーしだけモノを手放せました。
私の忘備録として、またどなたかの参考になればと思って記事にします。

80代の父はもうかしこまった場所へ出ることもありません。
しかし未だに多くの背広(これって昭和の表現?)がタンスの肥やしとなって鎮座しています。

戦中戦後のモノのない時代を生きて来た世代の父に

「もう着ぃひんやろきないでしょ?こんなん全部捨てたら?」

なんて口が裂けても言えません。
言っても首を縦に振る訳ないのは十分承知だからです。

そこで私は考えました。

「お父さん?この着なくなったスーツやジャケットを洋服の青山に持って行かへん?」

次に理由を伝えました。

「実は持って行ったスーツはリサイクルしてくれるらしいんよー」

「それに持ち込んだ服1枚につき1枚の割引券をくれるんやってー」

「出来たらその割引券で、うちの子のスーツや、私が仕事で着る服とか買わせて貰いたいんやけど〜」

「お父さんの持ってる服でお店に寄付出来る服って無いかなぁ?」

手放すことで世のため孫のため、そしてお得になるんだよ。

と、娘の私からはあくまでもお願いという形で話しかけてみました。

本来父は人の役に立ちたい人です。

「ありがとう助かった」

の感謝の言葉を貰うのが大好き。
(まぁ嫌いな人はあまりいないか?)
そこをくすぐる作戦にしてみたのです。


そんな父の良心に訴える作戦は大成功。

「お、そうか?ちょっと待っとれ」


父はおもむろに洋服ダンスを開けると次々と服を床に出し始めました。
(それがヘッダーの写真です)

私は

「わぁー!ありがとう!」

とやや大袈裟に喜んで大きなブティックの紙袋に入れていきます。

とにかく父の気が変わらないうちに視界からこの服を取り除かねば…。

その数7着。
実はあと3倍ほどの服が残ってはいますが、ここは父が快く服を出してくれたことに目を向けます。

この日午後から私は自宅へ帰る予定。
急いで洋服の青山へ向かいました。

お店に着くと店員さんに要件を伝えます。
すると奥から何やら書類を持って出て来ました。

一応リサイクルの服を受け取るお店としては、古物商の手続きがいるらしくこちらの住所氏名、身分証明書で本人確認が必要ということでした。
私は父の名前と住所を書類に記入して、父からは免許証を店員さんに見せて貰いました。
その後すみやかに割引クーポン券が発行。

一番下には店舗のハンコと
使用期限が記入されてます


それを受け取り終了。
時間にしてものの5分ほどでした。

父は貰ったクーポン券を全て私に「持って帰れ」とくれました。
ちなみに期限は3ヶ月後の末日となっています。

「お父さんありがとうー!家の近くにも洋服の青山あるから覗いてみるわ」

と気持ち良く受け取りました。

今回記事にするに当たり、ネットで調べてみたところ、なんとnoteで洋服の青山さんのアカウントを発見!
こちらに詳しく書かれていることが判明しました。

洋服の青山さんもnoteをされてたんですね。(先に調べておけ私)

近々仕事用のブラウスがくたびれて来たので父からもらった割引券を持って洋服の青山さんへ行ってみようと思います。


父への語りかけ、我ながら良かったのでは?と自画自賛しています。


親しき仲にも礼儀あり。

を実感しました。

この記事がどこかの誰かの役に立ちますように…。




読んでくれてありがとう。
しあわせをありがとう。
出会えたご縁に感謝します。



最後まで読んで下さってありがとうございました🍀私の思いを私なりの言葉で綴りました。あなたにこの思いが届いたなら、とても嬉しいです😊あなたからのサポートは、愛あるnoteの世界に循環させていただきます💕