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クラファン、終わりました

きみトリクラウドファンディングの夏が終わりました。
118%の達成率、当初の目標額を大幅に上回り、411人ものかたに参加いただきました。
ほんとうに信じられないくらいのミラクルだったと思います。
と、同時に、この奇跡は自分たちの手で創ったのだとも思っています。

人生で初めてのクラウドファンディングへの挑戦でした。
選挙で応援する側ではなく、立候補する側に立つという体験。
自分の名前で世界に立脚するという覚悟をもちつつ、自分だけではなく多くの人たちとシェアしあう喜びを大事に。
一方的ではない、わたしたちらしいやり方で。
世界に、社会に、地域に、そして、半径5メートルに関わっていく。

クラウドファンディングのプラットフォーム選びから、どんなふうにリターンを決めていくのかも、なにもわからない状態でしたが、強力な助っ人をリクルートすることに成功しました。
いままでクラファンの経験があり、しかも、出版するためのクラファンも経験があり、わたしたちのチームに対して最大限の尊重がある方に、クラファン隊長になっていただけました。

最初のミーティングで、これからのやることや計画、タスクなどの確認をして、隊長が最後に確認してくれたことが、

「みなさんが、このクラファンをやるにあたって、何を怖いと思っていますか?なにが起きたら怖いか?」

でした。
どんなことを避けたいか?という価値観のすり合わせだったと思います。
こわいことを打ち明け合う、というのは、わりとけっこう高度なコミュニケーションです。本当に怖いと思う本音は、なかなか出せないものだから。
でも、このチームはそれをずっとやってきて、もうそのコミュケーションが取れる状態になっていました。ああ、ここまでやってきたんだなあって思ったなあ。

わたしは、チームとして動くなかで、様々なコミュニケーションのずれが起きたり、認識が違って不穏になったり、価値観が合わなくなってしまうことはあると思います。
しかし、この短期決戦のクラウドファンディング(21日間)で、それが起きたらもうアウトだろうと思っていました。
だから、このとき、ささいな違和感やどんなにちいさいことでも声をあげる、ということを大事にしようということを確認しました。

21日間、まったくのストレスなく、チームで乗り切れたのは、

「めんどうでできない」
「いま眠い」
「つかれてきた」

などなど、一見ネガティブなことも、超ささいなことも、ぜんぶちゃんと声にあげて、やりとりしてきたからだと思います。
これ、けっこう面倒くさいと感じる人もいると思うし、こういう声をあげられない人もいると思います。だけど、これができるのとできないのでは、まったくコミュニケーションの質も量も変わってくる。
そして、それを、だれも責めたりしない。だけど、同調もしない。
それを受け入れて、自分は別のことをやったり、こうだったらどうか?と提案してみたり、ただ共感したりということを、チーム全員がやってこれたことが、ほんとうによかった。

手探りでやるなかで、準備不足や思っていたことと違っていたこと、戸惑い、やろうと思っていたのにできなかったことなど、たくさんありました。
時には傷ついてしまったり、意見が違うこともありました。
そのたびに、メンバーで話し合い、そのままにすることなく、勇気を持って場にだして、みんなで考えるということをしてきました。
それを上回る、応援や支援、助けがあちこちからやってきて、壮大な贈り物を受け取ることができたのだと思います。
そして、それを受け取る器の準備を、きみトリプロジェクトはずっとしてきたのだ、と思っています。

さて、ここからがまた新たな始まりです。

クラファンの最後に「最終の搭乗案内です。もう飛び立ちますよ、間に合ってください」とご案内しました。
翼はもう羽ばたき、飛び立ちました。

あとは、どこまで飛んでいくのか、乞うご期待。

豊かで満たされている、そういう自分でみる世界はどんなだろうね?


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