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【536/1096】弓を射る

子どもと一緒に、弓道の見学をさせてもらった。
子どもが思ったよりも関心が高くて、すごく真剣に見ていた。
やってみたい気持ちもあるらしい。
白い胴着に、袴がりりしいし、姿勢がきれいで美しい。

そういえば、私も中学生くらいの時、弓道に憧れていて、高校に入って弓道部があったら入ってみようかなーなどど思っていてことを思い出した。
結局、弓道部は高校にはなくてやったことはない。

弓を持たせてもらって、矢を引っ張るのを実際にやってみると、けっこう力がいるので、子どもは全然引っ張れない。
そうしたら、お姉さんが
「腕の上側じゃなくて、下側の体に近い方を使って引っ張るんだよ」
と教えてくれた。
やっぱり、大事なのは脇!!
お姉さんに質問してみたら、腕で引っ張ってないので、腕の筋肉痛になったり、筋肉ムキムキついたりしないと言っていた。

射的しているところを真裏から見学させてもらえて、間近で射るところを観る。
何組か見学させてもらい、時間になったので退席した。

子どもが、
「2組目のまん中の人と、3組目の左の人は、初めての人?」
と聞く。
初めてではなかったが、まだ初心者の人たちだった。
弓道を見たのは初めてでも、体の使い方は見るとわかるのだなと思った。練習中、うまいと思った人と、そうではない人は明らかに違う。
うまい人は体の中心が通っていて、ブレない。
構えるときも、射るときも、終わった後も、ブレない。
そうでない人は、軸がぶれる。
部分でなんとかしようとすると、ほかの部分がおかしくなるのだなと見ているとわかるが、それを本人が気づけるかは別の話だ。

例えば、先輩から「肘を引くんだよ」と注意されてる人が、肘を落としていた。
でもあれは本人は、肘を引いている。
同じ注意を3回されて、3回同じことをやった。
先輩が直接触って、「引くのはこっち」と方向性を教えていた。体で覚えるってこういうことだよね・・・と思う。

まっすぐ矢を射る人は、自分の軸がまっすぐ通っていた。
自分の日常もそういうことだなと思った。

では、また。

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