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【111/1096】がんばりどころを間違えない

111日目。3桁の初のゾロ目デーですよ!111!並びがいい◎(単純)


今日は浅草に久しぶりに出かけた。
浅草寺でお詣りして、おみくじを引く。吉が出た。なかなかよいことが書いてあって、喜ぶ。

そのあと、もうほんと、ああ!これですよっていう人たちとすれ違った。
すごい勢いで怒っていて、大声でしゃべっていたのに、その次の瞬間
「揚げ饅頭が最高なんだよ、食っていくか? ほんとうまいから。」
怒ってるのかなんなのか笑。

これ、これ。こういうのが江戸っ子、下町、浅草。

子どものころ、これにすごい圧倒されてしまったけど、今聞くとなんか可愛いよなと思う。
(うちの父方の親戚はみんなこの辺に住んでいた。)
思ってること全部言う。
腹の中にあるもの全部出すので、あと残りしないが、ものすごい振り回される。順序立ってないし、感情も全部乗っかってぶつけてくる。
だけど、情に厚く、面倒見はよく、喧嘩しても後に引かない。毎日喧嘩しているが。
言いたいことだけ言い合ったらおしまい、みたいな感じ。
よく聞く京都のように「帰ってほしい」の代わりにお茶漬けが出てくる、ということはない。
帰ってほしかったら、「お前もう帰れ」って言われるので。
だから、お茶漬け出てきても帰らないし、伝わらない。
これって文化の違いだよなと思う。

なので、私のDNA的に、思っていることと違うこと言われて、それを察して理解して、そのように行動するというのは、けっこうな無理さ加減がある。
それをかつては頑張って、なんとか理解できなければこの世の中で生き残っていけないと思い込んでいたけど、そんなことない。
そんなわけないわなー。
そこはがんばっても何とかなるところではなかった。
がんばりどころを間違っていたなーと思う。

先週のTCウィーク特別講座が、力の抜きどころとがんばりどころの話だった。
TC(トータルコンディショニングというワーク)は、けっこう強い刺激がある動きなので、全部を100%がんばる!!!とやると、疲れてしまうし、たいへん!!!みたいになる。
だけど、ほとんどのところは楽に動いて、ここ!というところだけ、ちょっとがんばる、とやると、100%がんばる!!!でやっているときとは全く別物になる、というもの。

この本当にがんばるところでがんばれる力が、すごく大事だと思う。
そして、ほかのところでは力を抜いたり、楽にしておく。
全方位でがんばれるように、人間はできてないんだなーと思う。

私は、かつて、「全方位がんばる」しか能がなかった(と思い込んでいた)ので、常にがんばる一択みたいなところがあった。
そうすると、すぐエネルギーは枯渇するし、たいていがんばり続けていられなくなって、すぐへこたれた。へこたれて、息切れして、あきらめた。
そして、それを手にしている人たちをうらやましいと指をくわえてみていた。
今考えると、けっこうな浅ましさである。
でもまあ、そうだったので仕方ない。

緩急、リズム、ペース。
これらは、人間がもともと持っているものがあるのだと思う。
その人なりのもの。
でも、その緩急やリズムやペースを、全部乱してしまって、常に一定でがんばる!!!のみにどこかでなって、そのまま突っ走っていると、リズムもなにもわからなくなってしまう。

そんなときは、型があると、まずわかりやすい。
型を覚えて、そこからリズム、ペース、緩急をつけた動きを身に着ける。
身体で覚えると、あとは、それを勝手に身体がやってくれるようになる。
そこに、精神もついてくる。
生きていれば、身体だけ、精神だけってことはないわけで。

これを頭で覚えても、身体が動いてくれない。
これはもう絶対そうだと思う。
私は書道を30年以上やっているが、去年から違う流派の書を習っている。
そしたら、結構(結構とは、点画の組み合わせ方、形のとり方のことである)が違うのである。
これを変えるのは、頭ではわかっていても、身体がなんともならない。
見て、その通り書いている。
文字の形はいい。
基本はできている。
だが、結構が違うのが、見る人が見ればわかる。
(ただし、ここは、素人が見てもちょっとわからない。基本がわかっていない人にはわからないから。)
そして、形だけ真似て書くと、
「違う」
と言われる。

では、どうするか?
書くしかない。
身体が覚えるまで、書くのである。
ここで、がんばりどころを間違えると、遠回りになる。
今までの自分の書にこだわっていると、それなりに書けている、で終わる。
しかし、今までのやり方は身についているので、なかなか一朝一夕には抜けない。
「こう」
と見せながら書いてもらって、そのとおりにやる。
お手本から、師の意図を読み取って、そのまま書く。
そこで、意図を持たないと、つい前の癖がでる。
その状態で何百枚、何千枚書いても、なかなか身につかない。
それががんばりどころを間違える、というやつだ。
やみくもに書いていても、いつかはたどり着くかもしれないのだけど、時間がすごくかかる。
そこで基本はできているのに、それをやる必要はない。
自分のできることを把握したうえで、どう変えるかを意図しながら、身体に覚えてもらうように書く。
そして、お手本には素直になる。
そこを探求する。
そのほうが、圧倒的に早く身につく。

身体に覚えてもらえることは、本当に大事だと思う。
そこを抜きにしても、けっきょく、現実は変わらない。

そして、呼吸はそこでいつも教えてくれる。
書を書くときも、息があがってるときに書くと、ろくな線がでない。

「手先や手首でかかない。腕(脇)をつかって、身体全体で」
うーん、やっぱり、道は通じている。

あと、これは、「誰に頼まれたわけでもなく、自分がやりたくてやっている」ということだ。
書の結構が違うからと言って、作品が書けないわけではない。
もう十分書けているのだからそれでいいではないか?ということもあるだろう。
初めてのことをやるときに、緊張して息があがってしまう、というのもごく普通のことだから、そうなるのが悪いわけでもない。誰でも緊張するからいいではないか?という考え方もある。
緊張しても、息を上げないということが出来なければ生きていけないということではない。

だけど、それでは、その先を見ることはできない。
その先を見たいのは、わたしがそれを見たいからだ。
他の誰かではなく、自分が見たいのだ。
だから、やる。
シンプルに、ただそれだけ。

では、またね。


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