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【地方移住】東京→福岡に移住した理由

こんにちは、mayusakuです。5歳年上の夫くんと2匹の猫とのんびり暮らしているアラフォーDINKSパートタイマー主婦です。

私たち夫婦は2020年2月に東京から福岡へ移住してきました。今年でもう5年目です。福岡県民一年生だった我々が、早いものでもう上級生の仲間入りです。

そんなわけで今回は、“なぜ福岡に移住したのか“、その辺をお話ししていこうと思います!

移住を考えたきっかけ

新型コロナウイルスが大流行する約10ヶ月前、私たちは移住を検討し始めました。そうなんです、実はコロナがきっかけで移住をしたわけではないのです。

夫くんも私も、東京出身ではありません。夫くんは神戸、私は宮崎生まれ。お互いさまざまな理由や縁があって上京し、同じ職場で出会い、2019年3月に結婚しました。

そして2019年4月、我々は新婚旅行でモルディブに行きます。モルディブですよ、皆さん。私なんて初海外です。海外=モルディブです。なんて贅沢。そう、贅沢をしに行きました。何も考えずのんびりしたかったのです。

澄み切った海とどこまでも広がる空、まぶしい太陽、容赦なく降り注ぐ紫外線(泣)。モルディブのゆったり流れる時間の中で、「これからの人生どんな感じにする?」ということをゆる〜くかつ現実的に話し合いました。そして、ある結論に至ったのです。それは…

別に東京にいなくても、よくない??

私たちは東京というハイスペックな街に住み続けることに危機感を覚え、新境地で生活する将来を描き始めたのです。

東京、お腹いっぱいです

東京といえば、欲しいものはほぼ手に入るし美味しい飲食店は数え切れないくらいあるし、アイドルやアーティストは大体コンサートするしなんなら芸能人とすれ違っちゃうかもだし、電車や地下鉄でどこにでも行けちゃうし、新宿も渋谷も銀座もある。

でも、欲しいものを買うためには、美味しいお店に行くには、イベントに行くには、お金がかかります。

そして東京でお金がかかるものと言えば、はい。家賃ですね。まず家賃で給料の半分は飛びますね(ってくらいの体感です)。条件のいいところや企業が集中している23区内を選べば一気に跳ね上がるし、そこを妥協すれば通勤時間がかかる。東京でつらいものと言えば、はい。満員電車ですね。1時間以上満員電車に乗るのは苦行以外の何物でもありません。

もちろん、東京郊外で働いて職場の近くに住むという手もあるし、電車以外の通勤手段だってあります。もしかしたら1時間くらい満員電車に乗るなんて平気よって方もいると思います。

ただ我々の場合は、東京都心にある会社に勤め、通勤時間が長いのは勘弁!という価値観が一致したため都心に住む選択をし、結果家賃がまぁまぁ高くなってしまいました。


そして。結婚する前もした後も、二人とも会社員としてフルタイムで働き、土日は疲れ果て、そして朝はギリギリまで寝て、ドタバタと準備をして、新たな一週間を迎える…そんな生活をしていました。

平日はお互い自炊する気力などなく、スーパーでお惣菜を買うか、近くの松屋に行くか。そのスーパーに行くことさえ面倒くさかった…。都会のスーパーって、建物の2階とかにありません…?それか地下とか家と反対方向とか。笑

高い家賃を払うために夫婦二人フルタイムで働いて、自炊する気力もなく、土日は休みたいからほぼ家に引きこもる。これではせっかくの東京の恩恵を受けることなく、ただ必要経費を払うためにお金を稼ぐ日々が流れていくだけです。

でも。東京って、そんなものだよな〜とも思います。日本の人口の1割以上があの面積の中にいるんです。家賃だって高くて当然だし、東京だけでなく、千葉や神奈川や埼玉から電車に乗って通勤してらっしゃるんです。そりゃ電車も満員になります。

分かりきっていたことですし、私たちは数年東京に暮らして仕事をして、大変なこともあったけれどそれなりに楽しく過ごしていました。

東京=デメリットだらけ!と言いたいのではありません。結婚して「夫婦の幸せ」を考えた時に、「もう東京はお腹いっぱい!そろそろ心身ともに落ち着ける環境に身を置こう」という結論に至ったということなのです。

東京に住み続けるには、お金・体力・気力がいる。アラフォーとなった私たちは痛感しました。笑

人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、
二番目は住む場所を変える、
三番目は付き合う人を変える、

この三つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

大前研一『時間とムダの科学』

夫くん40歳“人生の折り返し地点“

定年退職されたシニアの方が地方に移住したり、会社員が脱サラして農業を始めたり、UターンやIターンをして地元の地域活性化のために働く若者がいたり。理由やきっかけは様々ですが、やはり「年齢」というのも大きなトリガーになると思います。

私たちが結婚してモルディブに行った2019年は夫くん39歳、私は24あっ間違えた34歳を迎えるタイミングで、夫くんは40歳を目前に「人生の折り返し地点だ」という意識がとても高まったそうです。

寿命まで生きられるとして、人生あと40年として、その40年をどう過ごすのか。どんなところで、どんな場所で、どんな人たちと生きていくのか。

このままでいいのだろうか。

…ってなことを夫くんが考えていたかどうかは謎ですが、きっとそんなことを思って移住に前向きになっていったんだと思います。

私はというと、朝ギリギリまで寝てバタバタ準備して、地下鉄を乗り継いで通勤し、疲れ切って帰宅して何もする気が起きずとりあえず寝る…という状況に悶々としていました。

転職をして地下鉄乗り継ぎになったのですが、これが地味にHP削ってくるんですよね…暗〜い地下道をけっこう歩かないといけなくて、その地下道も人で溢れかえってて、朝の爽やかな気分は皆無でした。

以前は若さで乗り切っていた、東京の人の多さや満員電車に追いついていけなくなったのかもしれません。歳には勝てない。でも、今の年齢を思い切り楽しみたい。そんな環境にいたい。

夫くんの希望に従ったということは全くなく、お互いの希望が合致して夫婦としての選択をしたという感じです。

どうして福岡市を選んだの?

移住先ランキングや住みやすい街ランキングなどの常連、福岡県。その中でも福岡市は人口約160万人、2040年には170万人に達すると言われており、今最もアツイ場所と言っても過言ではありません。なので説明不要と思われますが、

  1. これまでに住んだことがない

  2. 寒くないところがいいな(完全夫くん主観)

  3. 便利さと自然を兼ね備えている

  4. 仕事がある程度見つけやすい

以上4点の条件をもとに色々考えて、福岡市を選びました。これを言うと、「いや福岡って寒いやん!」と必ずツッコまれるのですが、あれです。東北などのガチの雪国はアウト、ということです。夫くんが寒がりなもので…。ちなみに妻は暑がりです。

福岡の繁華街、天神の街並み

あと、夫くんの地元神戸と私の地元宮崎の、ちょうど中間くらいに位置するというのもポイントです。まぁ東京から飛行機や新幹線乗ってしまえばあまり変わらないのですが、物理的に近い距離にいる、というのは親からすればちょっと嬉しいみたいですね。

よく、地方移住=農業というイメージがありますが、それって本当にすごいことだと思います。我々にはできない。都会に暮らして土日は引きこもっていたようなアラフォーです。まずは体力・気力ともに余裕のある暮らしをしたい。慣れない環境で慣れない業種の仕事を一からやるなんて、本当にすごいことです。

終の住処を見つけるぞ!と気負わず、これまでの仕事を活かせる職種に転職して、ある程度便利な街に住んで、それでももっと自然豊かなところに住みたくなったら、その時また考えよう。まずは「新しい環境で健やかに生きていくこと」が大切だ。

勢いがあるんだかないんだか。私たちは自分たちのことを「超慎重派移住組」と呼んでいます。笑


移住を考えている方へメッセージ

福岡に移住して5年目。思い切って東京を離れて、本当に良かったと思っています。あのまま東京で暮らしていたら、もしかしたら私たちはよい夫婦関係を築いていなかったかもしれません。

都会から地方へ、都会から都会へ、地方から都会へ…などなど色んな形がありますが、環境を変えるというのは、確実に、今と何かが変わります。

なんとなく今の生活にモヤモヤしている方。もっと穏やかな暮らしをしたいと思っている方。変わりたいと思っている方。

一歩、踏み出してみませんか?

もちろんお金がかかります。転職しなければならない場合がほとんどです。私たちの場合はどうだったのか、その辺りも今後詳しく書いていくつもりです。移住を考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

ずっと福岡にいるかもしれませんし、また新たなチャレンジをするかもしれません。ともに人生楽しんでいきましょう♪

背中で語る我が家のニャンズ

最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう〜!

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